氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

投資

暗号資産恐慌の幕開け

暗号資産が急落しています。11月初旬、大まかに1ビットコイン300万円ほどで推移していた相場が8日から急落、10日朝の時点では230万円台まで約25%も下がってしまいました。 仮想通貨の両雄というべきイーサリアムも同様で、1イーサリアム24万円ほどでの推移…

自分自身で“ポジションを取る”姿勢が投資やビジネスの世界では重要

投資の世界において、何らかの見解に基づき、資産(株式・不動産・オプション)を買う/空売りすることは“ポジションを取る”と表現します。 例えば、日米の金利差に着目して円を売る為替取引を行うこと、またとある企業の事業の見通しが明るいという見解に基づ…

NISA拡充と金融所得課税はアメとムチ政策

岸田首相は9月、ニューヨーク証券取引所で講演し、「NISAの恒久化が必須だ」と述べ、「資産所得倍増プラン」にもう一歩踏み込んだ形になりました。 ただ、アメリカの金融政策当局が金利を引き上げ、年内にさらに金利引き上げを宣言しています。金利が上昇す…

資産運用におけるSoRリスク

最近は、「Sequence of Return Risk(以下、SoRリスク)」、つまり「リターンの発生順序に起因するリスク」について目に付くようになりました。 新しいリスクのように思われるかもしれませんが、新しいものではなく、企業年金の世界では10年くらい前から言わ…

「お金に興味がないんです」という人こそ、お金に人生を支配される

自分がお金を支配するのか? 逆にお金に自分は使われてしまうのか? お金に興味を持つかもたないかで、変わってくることがあります。 「お金に興味が持てないんです」または「パートナーがお金に興味がなくて、お金が貯まりません」と夫や妻がお金に興味がな…

貯蓄好き日本人が被った機会損失

過去20年間に日本の家計がその預貯金偏重の資産構成のゆえに失った利益総額(機会損失)を推計すると20年間でなんと1222兆円と途方もない金額になったようです。 日本の家計資産構成はより豊かになる可能性がありながら、それを放棄してきたとしか言えません…

プロトレーダーと初心者トレーダーの大きな違い

「株式トレードで大きく成功している人」と聞くと、短い期間で投資額の何倍も稼ぐ「派手な取引をしている人」を想像するかもしれません。 しかし、成功しているプロの株式トレーダーは、実は日々単純で地味なトレードを積み重ねています。 初心者とプロトレ…

損することを嫌う心理がさらなる損を招く

株価が下がると、このまま下がり続けたらどうしよう、という不安が大きくなります。この心理は初心者でも経験豊富な個人投資家でも変わりません。 どんな相場でも勝ち続けるためには、投資スキルや情報よりも、メンタルが重要です。 投資家は負けが込んでく…

老後はすべて「自己責任」の時代へ

政府がNISA(少額投資非課税制度)の恒久化と非課税期間の無期限化について検討を開始しました。 投資の観点からすると、恒久化や無期限化はメリットが大きく、投資をしている人、あるいは検討している人には朗報といえます。 一方、制度拡充の背景には年金…

「損失回避」の本能に惑わされない対処法

経済学においては、人は常に合理的に行動するとされますが、実際の行動はそうとは限りません。 この矛盾を説明したのが、経済学に心理学の要素を加えた行動経済学です。 投資においても、人は非合理的な行動をとってしまうことがしばしばあります。 2022年に…

お金で幸せになるには限界がある

FIREをすると、仕事を辞めた分、自由な時間を獲得することができるので、より幸せな人生を送ることができると考えている方もいるようです。 しかし、実際はFIREすることで、全ての人の幸福度が高くなるとは限りません。 「お金と人の幸福度にはどのような関…

下げ局面での富裕層のリスクマネジメント

「NRI富裕層アンケート調査」によれば、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の富裕層は、124万世帯で236兆円もの資産を保有しています。 一方、純金融資産保有額が3000万円未満のマス層は4215.7万世帯で、656兆円を保有しています。 両者の純金融資産保有…

NISA恒久化の代償として金融所得課税強化になるかも

金融庁が少額投資非課税制度(NISA)の恒久化と投資枠の上限額の引き上げを提言したようです。投資家にとっては朗報です。 しかし、参議院選挙が与党勝利で終わったため、これから増税の季節に突入するとの見方もあります。 その際に、金融関連で話題を呼び…

「億り人」を目指すために必要なこと

日本の場合、金融資産、つまり、土地などの不動産などではなく、預貯金や株式などで1億円以上の資産を持っている世帯は全体の2パーセントくらいです。 3億円以上の資産となると全体の0.2パーセントです 。 大金持ちの家庭に生まれて親から財産をもらえるとい…

普通の会社員でも「億り人」共通する意外な習慣

会社勤めでずっと定年まで過ごした人の中にも驚くほど多くの資産を築いた人は少なくありません。 特に親から遺産相続をしたわけでもなく、会社の中で役員になるといった大きな出世をしたわけではなくてもそういう人は間違いなくいます。 自営業と違って、勤…

時代遅れの昭和の常識、 親世代のお金の価値観

若年層の給料の伸びが鈍化しているという記事が日経新聞で掲載されていました。 厚生労働省の賃金構造基本統計調査をベースにした同分析によると、新卒後10年間の給与の伸び率は、1990年に比べて1割あまり縮小したとのことです。 20代前半の給与水準を100と…

「数千万円の退職金が、融けた…」荒れる株式相場に翻弄された中高年世代、絶望

株式投資による老後の資産形成を検討している人が増えています。 若い時からコツコツと積立投資を継続できれば理想的ですが、定年退職を控えた世代が投資を思い立った場合、「投資資金=退職金」となる可能性が高いのではないでしょうか。 もちろんその選択肢…

投資詐欺、全国で年間1110億円、被害者13万人に上る被害

TKO木本氏が投資詐欺にあい、投資を周囲の関係者に勧誘したとのことで全番組を降板したことがニュースに上がっています。現時点で詳細は不明ですが、今回の件は自分が加害者にもなっていることが最悪です。ただ、この手の詐欺はよくあることです。 kabuhudou…

怪しい儲け話の見抜き方

今の若い世代は年金もあてにできないし、自分の面倒は自分でみていくことが必要といわれ、投資を始める人が増えています。 でも、なかには「投資なんて怖い」という人もいます。 確かに、投資の世界にはあやしげな人がいて、おいしそうな儲け話をもちかけて…

日本人の資産が欧米人より増えない理由

投資に対してネガティブなイメージを抱きがちな日本人です。 欧米では常識ともいえる「貯蓄から投資へ」が浸透しないために、保有する資産がいっこうに増えないという悪循環におちいっています。 日本人には、失敗をしたり損をしたりすることに関して、重く…

日本人を貧しくするお金に対する思い込み

今の収入に満足できないのに、思うように稼げていない人は、お金にまつわる思い込みが原因です。 この思い込みとは、幼いころから潜在意識に蓄積された「心のクセ」のことです。 日本人は昔からお金にまつわる思い込みが根強く、無意識のうちに発動し、たく…

株式投資はインフレに強い資産か

タンス預金は、一見安全なように見えて、インフレが生じるとお金の実質価値減少のダメージをもろに受けてしまいます。 それに比べると銀行預金は利息がつく分、多少はましです。 現在は銀行預金につく利息はないも同然ですが、インフレになれば金利も高くな…

スタグフレーションには現金は最強

世界がグローバルにつながったことで、さまざまな危機が頻繁に起きるようになってきています。 2020年には、新型コロナウイルスが世界中に伝播し、それが収まらないうちに、資源高、エネルギー価格の高騰、穀物高などで、インフレに火がつきました。 こうし…

老後破産しないようにするには

今年から高校で金融教育が始まったようですが、元々日本の学校教育では、お金に関する教育がほぼなかったため、金融リテラシーの低い人が多いといわれています。 また、家庭でも貯蓄第一主義で教育を受けた場合、投資に対してネガティブな姿勢になる可能性も…

「変わり者」のほうが金持ちになりやすい

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 日本人の多くは、学校や職場でも周囲と同じでありたいと願い、同じように振る舞おうとします。 学校はサラリーマン養成所です。偏差値のいい学校に入ることが目的で、勉強しているのはクイズ番組に出て…

お金持ちの生き方は「孤独」を恐れない

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 「成功」のひとつの在り方に「自由」があります。 例えばお金がどんなにあっても、毎日深夜遅くまで過労死寸前まで働いていることは、多くの人にとって望ましい状況ではないでしょう。 自由とは、何から…

投資とは「お金」「時間」「労力」「信用」という資産を投じる

投資家は人の損失回避性を理解し、「自分は損失を無意識に避けようとするものだ」と知ったうえで、より合理的な判断をします。 習慣的に損失を避けていると、実は少しリスクをとったほうが期待値が高いことも見逃してしまいます。 まずは自分を俯瞰して感情…

優秀な投資家ほど予測の不確実性を考慮したうえで堅実な投資を行う

2021年1月の某アナリストによる「2022年末の日経平均株価は32,000円程度まで上昇する」という予想がありました。ところが、現時点での日経平均株価は26,000-27,000円弱で、予想は当たりとはいえないようです。 コロナ後の社会や経済はどの程度それまでと違っ…

日本人の半数が年収300万円以下で預けるお金さえない

国税庁が毎年発表する『民間給与実態統計調査』によると、会社員の平均給与は433万円。コロナ禍で企業業績が悪化したこともあり、2年連続の前年割れとなりました。 バブル期までは「給与は毎年あがる」が常識でしたが、いまや過去の話。現在の給与水準は、ち…

投資家は生産性がなく、社会の役に立っていないという思い込み

将来有望な大きなビジネスがあったとします。 そのビジネスが、社会にとって有益であったり、うまくいく可能性が高かったり、大儲けできたりするならば、何とか資本を集めて起業したいという人もいるでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).pu…