氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

お金持ちの生き方は「孤独」を恐れない

 

 

「成功」のひとつの在り方に「自由」があります。

例えばお金がどんなにあっても、毎日深夜遅くまで過労死寸前まで働いていることは、多くの人にとって望ましい状況ではないでしょう。

自由とは、何からも誰からも制約を受けず、自分の意のままに生きることです。

何かの制度や仕組み、あるいは誰か他人に縛られて、がんじがらめになっている状態より、自分の好きなように生きるほうが楽しいのです。自分らしく生きられるとしたら、それもひとつの成功です。

そして、そんな自由を得たいならば、そこには必ず孤独がつきまといます。 自律していない人ほど周囲を気にする 「ひとりでいることは寂しいから嫌だ」と無理やり誰かと一緒にいようとします。

どこかのグループや集団に所属しないと不安になるのです。

動物の本能で群れるというものがありますが、人間の場合、群れることは自分を隠す行為なのです。

自分を曲げて、あるいは自分の本心を抑え込んでまで周りに合わせることは、自分の人生を他人に浸食されることに他なりません。

それに、周囲の目を過剰に気にして生きることは、他人の価値観で生きているということであり、自律していないということを意味します。

職場で働いている人はわかると思いますが、この価値観を無視して生きていくことは協調性がないとみなされ人事評価が著しく低下します。

 

 

つまり自分の行動を、自分の価値観や規律に基づいて制御できていない状態です。

もちろん、人と付き合うことには良い影響を受けたり、多少は集団の影響を受けるものですが、価値観を頭の中まで浸食されてしまっては、いつまで経っても自分に自信が持てず、生きている実感を得にくくなります。

「孤独=みじめ」の考えは成功を遠ざける しかし世の中の大部分は、「孤独なのは寂しい」「ぼっちはみじめだ」という価値観です。

例えばランチメイト症候群という言葉が話題になるほど、多くの人はひとりで食事するのを恐れます。

実際には一人で食事をしているところを見られることを恐れているのです。

それはなぜかというと、自分の中に「孤独はみじめだ、ひとりは寂しい」という思い込みがあるため、「自分は友達のいない寂しい人間なんだと思われているんじゃないか」という妄想に襲われるからです。

孤独死というのも、生きている周りの人間が勝手に「かわいそう」「みじめ」などと言っているだけです。

本人は満足して死んだのかもしれないのに、本人の心情がわからない他人があれこれ言うのはナンセンスなはずですが、逆にそれくらい孤独を恐怖と感じている人が多いということなのでしょう。

成功者の思考は「孤独=自由」です。 そもそも「ひとりでは生きていけない」というのは錯覚です。

仕事は一人ではなくチームや組織、あるいは取引先があるわけですが、求められる成果を出せば問題ないはずで、職場に苦手な人がいるなら仕事に必要な会話だけを淡々とすればよいだけです。

特に濃厚なつきあいが求められているわけではありません。 自分からむやみに他人を攻撃しなければ人間関係が険悪になることもなく、単に誘われないとか、会話の輪に入れないだけです。

仮にそうであっても、それが何かの障害になるわけでもない。 つまり実際には一人でも生きていけるわけで、孤独を恐れる必要はないことがわかります。

たとえば田舎の集落で暮らせば、地元の人間関係や風習にある程度従わなければなりません。地域の行事にもボランティアで強制参加を強いられます。

その代わり、農作物を融通しあったり、互助的な生活が送れます。

 

 

一方、都会にはそのようなしがらみはほとんどなく、賃貸マンションや賃貸アパートに住んでいれば、隣の人を知らないし知る機会すらない人も少なくありません。

風習や習慣も地元行事も少ないので誰にも縛られません。

しかしその裏返しに、アパートの一室でひとりぼっちなどという状況に直面します。

孤独を受け入れずして自由を得ることはできません。逆に孤独を避けようとすればするほど、つきあう人が増え、他人に合わせなければならず、自由もあきらめることになります。

対人関係を避けて自ら孤立するような、自閉的な生き方を意味するわけではありません。

自分らしく生きようとすれば、自分の考え方を尊重することになります。

すると、自分の個性に合わない人たちは離れていく一方、価値観が合う人、自分の存在を認めてくれる人だけが残ります。

その人たちとは自然体で接することができ、必要のない気づかいで疲弊したり、悩んだりすることから解放されます。

その結果、自分を飾らず偽らずにつきあえる人間関係のみが残るので、人付き合いと自由を両立させることができるのです。

つまり「最悪ひとりでも大丈夫」と思える強さは、過剰に人間関係に気を使って疲弊したり思い詰めたりしなくて済むよう、人間関係を取捨選択できる勇気になります。

このように、自分の価値判断基準を信頼し自分らしく生きることは、お金に換算できない成功の一つの要素と言えます。

 

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