氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

社会

学生の“教員離れ”が止まらない…「合格者の7割が辞退」

今年も教員採用試験の結果が続々と発表されました。 様々なところで教員不足のニュースを目にしますが、現場の教員が足りないだけでなく、新しく教員になろうとする若者が減っている状況も深刻です。 この結果を分析し、学生たちの希望と教育現場の労働環境…

日本人が勤勉なんてのは大嘘

現在日本で話題となっている「リスキリング」について、いまさらなにを? ビジネスパーソンはフォーエバー・スキリングです。 学び続けてこその人生なのです。 ところが、ちょっと恐ろしい調査結果があります。 これは株式会社パーソル総合研究所が行った「…

「朝は食パン1枚、昼はなし」…外食もコンビニも〈贅沢〉となった

食料品に日用品、光熱費と生活に欠かせないあらゆるものの値上げが止まりません。物価高の現状をどのように凌げばよいのでしょうか。 不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが調査した「物価高対策として実践していること」についてのア…

退職後「不幸になる人」と「幸せになる人」の決定的な差

近年、日本では、「FIRE」(Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職))や「定年後」をテーマとした本がブームとなっていますが、米国でも同様の現象が起きていると聞いています。 なぜ今、「退職」が関心を集めているのでしょうか。…

気になる相手の本性を見抜くコツ

「人の本質を見抜くコツ」について紹介していきます。 誰しも、相手のことをもっと理解したいと思うもの。でも、これは人を判断するためではなく、より良い関係を築くためのヒントとして活用してみてください。 1.小さな約束を守る人は信用できる 「5分後に…

なぜ日本では子どもが生まれなくなったのか…政府が「少子化」を止めるためにすべきこと

外国人労働者の大量流入がない限り人口減少は確実にやってくる未来であり、短期的な解決は難しいのです。そうなれば、当面は人口減少を前提としたうえで新しい経済社会の仕組みを考えざるを得ません。 その一方で、より長期的な視点に立ったうえで日本経済を…

人生100年時代、老後資金をどう備える?就職氷河期世代

厚生労働省によると、2024年度の国民健康保険料の上限額は106万円で、2022年から3年連続で引き上げられたそうです。 自治体から保険料決定通知書を受け取った時、あまりの金額の高さに絶句します。 自営業者やフリーランスなどの個人事業主、零細企業には退…

日本に「すぐキレる高齢者」が蔓延する根本原因

最初に、「老害」は社会の中でいかにして生み出されるのか、右脳と左脳の視点を通じて、そのメカニズムについて考えていきましょう。 まず、脳は一般に、環境脳と言える、環境からの情報処理を得意とする右脳と、自分脳と言える、自分自身の状況を言語で認識…

SNSに飛び交うインバウンド批判

円安の影響もあり、日本に「インバウンド」の名の下、外国人観光客が殺到しています。 東京や大阪ではすれ違う人間の多くが外国人です。 かつて「お金を使ってくれてありがとう」的な風潮はあったものの、昨今、「外国人のせいで京都の混雑が過熱している!…

日本人が見過ごす「精神科の闇」

厚生労働省によると、国内の精神科患者数は入院と通院を合わせて614.8万人(2020年時点)となっており、日本人の20人に1人が精神科で治療を受けている計算です。 精神科のベッド数も、2022年10月1日時点で約32万床あり、世界で一番多いとされています。 一方、…

50歳以上のシニア人材が「リゾートバイト」を始めるワケ

リゾートバイトというと、「夏休みなどの長期休みに大学生や若者がチャレンジするもの」というイメージがある人も多いかもしれませんが、近年はミドル・シニア世代の雇用が増えています。 では、なぜ50歳以上のシニア人材はあえて「リゾートバイト」を選んで…

日本の製造業が生き残り、資源循環型の経済を実現するためには

国内製造業は、1990年代以降、円高によるコスト高や海外の安いものづくりとの厳しい競争にさらされてきました。それでも生き残ってきた国内企業は、逆境のなかで、実は競争力を高めてきました。 昨今では、環境が大きく変わり、円安が追い風にもなっています…

関東人より関西人のほうが幸福で元気

博報堂DYグループが実施した調査によると、幸福感、元気感ともに関西が関東を上回る結果でした。さらに詳細をみると、関西の方が関東以上に、単に本音で喋るだけではなく、それについて互いに共鳴して、そして行動までシェアすることが大事と感じている人が…

「若者のディズニー離れ」言説から見る「若者の静かな排除」

「論理の飛躍では?」と言われることを恐れながらも、この点で最近話題のトピックについても触れてみると、それが「若者のディズニー離れ」です。 大手テーマパークとして知られる東京ディズニーリゾートのチケット料が値上がりを繰り返し、日によっては1万…

「カフェすら座れない」「ディズニーも40代以上の利用者が急増」…。

街にいるとき、ちょっとひとやすみ……というのが難しいです。カフェはどこも混んでいるし、ベンチは座りにくいのです。 その背景には、渋谷に集まってきたビジネスマンやインバウンド観光客向けの再開発が行われて都市が高級になったこと(ジェントリフィケー…

「FIRE(早期退職)で失敗する人」の特徴

FIRE(早期退職)で失敗する人は、以下の2つのいずれかのパターンに当てはまると考えています。 ・FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する ・FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず失敗する 1つ目のパターンが「FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する」場合です…

一体どこが「自己責任」なのか?社会から忘れられた悲しい存在「就職氷河期世代」

帝国データバンクと東京商工リサーチがまとめた2024年上半期の企業倒産件数によれば、半期で5000件近くに上り、物価高に加えて求人難、人件費高騰などによる人手不足倒産も増えてきているとのことです。 企業もそうならないようにできる限り採用時の条件を良…

氷河期世代、月収18万円は「自分の努力不足」…賃上げ期待し転職6回、変わらぬ現状、負い目感じる非正規・介護職46歳男性が抱える思い

衆院選の公示が間近に迫った13日、男性は自家用車の運転席でスマートフォンの画面を目で追っていました。「65歳以下」「経験者歓迎」。自分の条件に当てはまる求人はあります。「でも今更…」。 正社員など条件のいい介護職を探して数カ月。転職を続けてきた…

悪口(陰口・不平・不満)を言わないほうがいい理由

悪口を言わないほうがいい理由 1.人格を疑われます。 悪口を言っていると、「他に喋ることがないのか? 有益な話題ゼロか?」と思われてしまいます。「あちこちで悪口を言ってまわって、ひょっとすると私の悪口も、私のいないところで言っているのではない…

<バブル世代>に比べ、企業規模は小さく福利厚生の悪い就職先が増えた<就職氷河期世代>。

1990年代半ばから2000年代初頭に就職活動をした「就職氷河期世代」は、2024年時点で30代の終わりから50代前半にあたります。 今も多くの問題を抱えており、厚生労働省が様々な支援を続けています。 コロナ禍の経済活動への影響が落ち着いた今、改めて就職氷…

「同調圧力」によって日本人サラリーマンが失う「大事なもの」

従業員が自分の能力を100%発揮し、より生産性を高めることも可能となる「心理的安全性」。 国際社会では当たり前のように、心理的安全性が高い環境で仕事をしています。 一方で、日本の組織は心理的安全性が低いと指摘されています。 アメリカの社会は、一…

「Fラン大学」の暴走が止まらない…! グレーな手段で補助金を受け取り、政治家とベッタリな大学も

少子化が進む中、グレーな手段で学生を集めて国から補助金を受け取る一部Fランク大学の存在意義を問い直します。 中には法的にグレーだと認識しながらも、際どい手法で入学定員を満たしている大学もあります。 「うちの大学は近隣の日本語学校と組んで、卒業…

金融庁に出向直後から不正取引か インサイダー疑いの裁判官

金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けた男性裁判官が、4月に金融庁に出向して間もなく、業務を通じて知った未公表情報を基に株取引を始め、監視委が調査を始める8月ごろまで繰り返していた疑いのあることが1…

日本経済「失われた30年」の根本原因か…バブル崩壊後、勤勉な日本人が一斉に描き直した「人生設計」の恐るべき影響力

事故や災害、あるいは株価の大暴落といった「万が一の事態」に遭遇したとき、人々が一斉に「合理的な行動」をとることで、さらに被害が拡大することがあります。残念ながらこれらは予想がむずかしく、被害の抑制も容易ではありません。 そして、この事象はと…

東京23区で子育ては超富裕層しかできません!

ここ数年で円安によるインフレが進み、「勝ち組のなかの勝ち組」である大手商社の40~50代のエリート会社員でも、東京23区で余裕を持って子供を育てることが難しくなってきたようです。 大手商社の管理職である人も、中古マンションを10年ほど前に約7500万円…

独身者の「FIREして早期リタイヤ」はズルいのか…「自分の死後はどうでもいい世代」を生み出した日本の末路

ロスジェネ世代が高齢者層になると、日本はどうなるのでしょうか。生涯未婚の単身高齢者層が急増することになり、リタイアに必要な資金的ハードルが低いため、FIRE志向を持つ者も増えるかもしれません。それは日本社会にとってはリスクですが、この世代を責…

JA農協&農水省がいる限り「お米の値段」はどんどん上がる… スーパーにお米が戻っても手放しで喜べないワケ

農林水産省は9月になれば新米(2024産米)が供給されるので、コメ不足は解消されるという見方をしていました。確かに新米は供給されましたが、値段は一向に下がりません。 農水大臣は「今後、新米が順次供給され、円滑な米の流通が進めば、需給バランスの中…

苦境にあった氷河期世代が互いに罵り合う悲哀 団塊の世代のように束になって発言ができない

就職氷河期世代は政策的な手当や好景気の恩恵をほとんど受けることなく間もなく50代に差しかかろうとしています。 すでに、我々の苦労は世の中の多くから忘れ去られています。 それを如実に表す出来事が、今年3月28日夜の参議院本会議、2024年度予算案に対す…

日本が落ちぶれたのは「変わり者」を排除したから?日本で“多様性”が浸透しない背景

同じ種でもいろんなゲノム(遺伝情報)を有するものが存在していれば、それぞれちょっとずつタイプが違うので、環境が大きく変わったとしても、それに適応できるものが含まれる確率は高くなります。 自然環境が未来永劫変わらないなんてことはまずあり得ない…

東京は「金持ちと貧乏人の街」になりつつある…日本で格差がどんどん広がっている根本原因

新自由主義の基本は、すべて市場原理に従うという考え方です。市場原理に従うことで所得格差は広がり、富める者はさらに富み、貧しい者はさらに貧しくなっていく。新自由主義がもたらしたアメリカの様相を、言語学者チョムスキーは次のように語っています。 …