氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

社会

東京は「金持ちと貧乏人の街」になりつつある…日本で格差がどんどん広がっている根本原因

新自由主義の基本は、すべて市場原理に従うという考え方です。市場原理に従うことで所得格差は広がり、富める者はさらに富み、貧しい者はさらに貧しくなっていく。新自由主義がもたらしたアメリカの様相を、言語学者チョムスキーは次のように語っています。 …

日本の未婚男性はなぜ、飛びぬけて死ぬのが早いのか?

生涯未婚男性の死亡年齢の中央値は、男性全体の平均年齢81歳 と比べると飛びぬけて低いという厚生労働省の統計があります。 未婚男性は死ぬのが早いということです。令和4年版少子化社会対策白書によると、50歳時点で一度も結婚をしたことがない生涯未婚の割…

多くの「日本人富裕層」がもつ「共通の悩み」

どのようなタイプの富裕層でも共通の悩みが1つあります。それはやはり「どのように資産運用したらいいかわからない」という悩みです。 選べるからこそ難しい 富裕層は資産がたくさんあるので金融機関のどのようなサービスも受けることができます。しかし、選…

再開発で東京に「貧しい日本人」を排除する商業施設が増える

多くの再開発が進行しているが、それらに「開放性」はあるのでしょうか? むしろ、その施設の多くは「富裕層」や「訪日観光客」しか見ていないのでは? とさえ感じられるのです。 例えば、顕著なのが渋谷で、現在100年に一度の大規模な再開発が進行中ですが…

スーパーに行ったとき、値引き品を実際に購入している人の割合はどのくらいか?

一般的に、スーパーでは夕方になると値引き商品が販売されますが、値引き商品を選ぶことに対して抵抗を感じる人もいるようです。 特に家族の間でこのような意見の違いがある場合、どれくらいの人が実際に値引き商品を積極的に利用しているのかが気になるでし…

どんな"勝ち組"でも威張れるのは65歳まで

20代はすごい勝ち組だったのに年を取るほどに落ち目になる人と、若い頃はそうでもなかったけれども年を取るほどに人気が出る大器晩成型みたいな人もいます。 どっちがいいかというと、やっぱり後者じゃないかなと思います。 若い人たちも今すぐ売れたいとか…

猛暑のニュースと「環境問題」を切り離す日本

今年の夏も、猛暑や台風被害などの報道が「異常気象」の文脈で連日、大量投下されました。 しかし、それが現在進行中の気候変動の結果であることが、報道の中で強調されるケースは極めて少なく、明らかにバランスを欠いています。 そういったニュースアイテ…

鬼の岸田、最後の政策「国民負担率を上乗せ」…何歳まで働かせるつもりなのか

政府は9月13日の閣議で「高齢社会対策大綱」の改定を決定しました。6年ぶりに改訂された大綱は、窓口負担が3割の「現役並み所得」の判断基準について見直しの検討を進めると明記しました。 岸田首相は「すべての世代が『超高齢社会』の一員として希望が持て…

平均寿命と健康寿命の差は約10年! 80代まで制限されることなく日常生活を送る秘訣

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。 一般的な言葉でいえば「健康な状態で過ごすことができる年数」を指します。寿命全体を考えたときに、体や精神が健康であり、日常の活動を自由に楽しむことが…

FIRE願望の単身世帯増加が人手不足を加速させる?

FIRE願望を持つ若者が増えているとされていますが、「単身世帯増と結びつくと人手不足が加速し、インフレ圧力になる」とのレポートが話題を呼んでいます。 FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的に自立して早期リタイアすることを…

「氷河期世代の半数近くは保有資産500万円以下」ツケを背負わされた世代

バブル崩壊後の1990年代後半から2000年代にかけて就職難で苦しんだ氷河期世代の不遇が続いています。 現在40~50代前半にあたり、他の世代に比べると同じ正社員でも賃金の伸びが鈍いのです。管理職の割合も下がっています。 このままだと将来、経済力の乏し…

「親ガチャ」「出身地ガチャ」がハズレても、人生を大逆転できる真っ当な方法

日本は今後、アメリカと同じとまでは言いませんが、間違いなく格差社会となっていきます。現在、学生や若手ビジネスパーソンである君たちは、壮年期を格差のまっただ中で送ることになるはずです。 しかし、この格差社会こそが文明を発展させ、暮らしを便利に…

コメが足りないのに、なぜ転作農家に補助金を出すのか?

記録的な冷夏でコメが不作となり、タイ米を緊急輸入した「平成の米騒動」を思い出した人も多いのではないでしょうか。しかし、今回のコメ不足は不作が原因ではありません。背景には、日本の農政の不作為があります。 政府は、9月以降、新米の収穫が本格的に…

就職氷河期世代の悲惨物語を忘れた政治家たちの深刻

ある議員のXでの投稿に氷河期世代から多くの声が寄せられています。そこに綴られていたのは、就職氷河期をまるで忘れたかのような議員たちの態度だったからです。 今も当時の深刻な就職難が傷になっている40〜50代前半は少なくありません。 しかし政治家たち…

「秋分の日」この世とあの世の距離が近くなる!?

「秋分」は、古代の中国で作られた季節を表す言葉「二十四節気(にじゅうしせっき)」の中のひとつです。 二十四節気は1年を24等分しそれぞれに季節を表す言葉をつけたもので、春夏秋冬それぞれに6つの節気があります。 秋分は秋の4番目の節気となり、「秋を…

「観光は金持ちのもの」でいいのか…日本で起きている「高すぎるテーマパーク」の襲来

「若者のディズニー離れ」という言葉が、SNSをにぎわせています。 ディズニーリゾートのチケットが高すぎて、若者がディズニーリゾートに行けなくなっているというのです。 これについて、ディズニーリゾートが戦略的に「客層の選択」をしているように思いま…

個人向け国債・変動10を金利0.61%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?【2024年9月5日から募集開始】

2024年9月5日から募集開始した個人向け国債・変動10(第174回債)の金利は、8月募集と同じく「0.61%」です。 今回は、個人向け国債・変動10を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのかの解説と、初めて購入する方向けの個人向け国債の…

日本で最高評価の「断熱窓」は海外では「違法レベルの低性能」という驚愕の事実

知っている人の間では常識でも、多くの人が知らない事実というのは結構あるものです。日本の住宅性能、特に断熱・気密性能(冬暖かく、夏涼しく、省エネの家)は、先進国で、突出して性能が低いという事実もそのひとつです。 残念なことに、家を新築する、も…

世帯年収900万円・40代夫婦、戸建て購入から10年後“地獄のマイホーム生活”へ

介護関係のお仕事をされているAさん夫妻。ご主人と奥様は同い年で現在48歳、共働きで世帯年収は900万円ほどです。 10年前、夫妻は比較的都市部にある家賃月15万円の賃貸マンションに長女と3人で暮らしていました。常々「いつかは家がほしいね」と話していた…

「年収年齢や学歴」が同レベル男女の結婚は増えた?

人間は自分と似た相手に好意を持つと言われます。恋愛においても、趣味が同じであったり、好きな食べ物が一緒であるという点は重要です。 最近、婚活界隈では「同類婚が増えている」という話がよくされます。同類婚とは、年齢、学歴、職業、所得などが同じレ…

今どきの「50代」元気なさすぎ…は偶然か必然か? 自民党総裁選には候補者ゼロ

自民党総裁選(27日投開票)は過去最多9人の乱戦となっています。 最年少は43歳の小泉進次郎元環境相、最年長は71歳の上川陽子外相。小林鷹之前経済安保相は49歳で、50代が一人もいません。 小池百合子は31年前、ミニスカにギプス姿で選挙戦に出ていました!…

視聴率を見れば日本の景気の先行きがわかる「日曜日のテレビ番組」

経済は、人びとが日々営む活動の結果です。そのため、景気動向は、経済指標や金融政策などだけでなく、こうした日常生活の行動を追うことからも捉えることができます。 人びとの生活時間とテレビの視聴率から現代社会の概観をつかんでみましょう。 まずは、…

働いたぶんだけ自分の懐に! ただし儲けが大きいぶんリスクも増える「個人タクシー」の実状

個人タクシーは個人事業主として営業活動を行うため自由な働き方ができます。 日本独自の「おもてなし文化」タクシーの自動ドア! かつてのセダンタイプでは「開閉練習」をするほど熟練の技が必要でした。 個人タクシーは働いて得た分だけ収入にできますが、…

年金財政検証“就職氷河期”団塊ジュニア世代に支援策は?

「人生100年時代」と言われる今、年金は本当に老後の暮らしの頼りとなるのでしょうか。この先100年にわたって年金制度を維持できるのか、5年に1度の財政検証が行われました。 7月3日に公表された内容からは、就職氷河期を経験した、団塊ジュニア世代に支援策…

兵庫パワハラ疑惑知事「記憶にない」「私も完璧でない」委員会もドン引き言い訳…「パワハラ指導を受けて育った記憶が抜けない」板挟み氷河期世代の憂鬱

齋藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑が告発された問題で、県議会第4会派「ひょうご県民連合」が斎藤氏への不信任決議案提出の方針を固めたといいます。県議会調査委員会(百条委)で証人尋問を受け、8月30日、斎藤知事は、アンケートで指摘されたパワハラ言動…

年収400万円を超えたら「中の上」…「稼ぐも地獄、稼げずも地獄」日本の現実

日本社会の根底には、経済的不安が絶えず渦巻いています。『民間給与実態統計調査』(国税庁・令和4年)をもとに、日本人の給与額の現状を見ていきます。 人生100年時代となった今、60歳は「リタイアの年齢」ではなくなりました。2021年より高年齢者雇用安定…

自己肯定感が高まるたった1つの方法

ネットにはさまざまな「自己肯定感を高める方法」が紹介されています。例えば、自分自身の感情や状態を書き出す。成功体験を思い出す。仕事以外の趣味ややりたいことを見つける。肯定的な雰囲気のグループに所属するなど。 しかし、それらの方法を採ったとこ…

老後にお金を貯め込んで貧しくなる人と、お金を使って豊かになる人の「決定的な思考の違い」

老後2000万円問題が話題になって以降、世間では老後の生活費を心配する声が後を絶ちません。しかし実は、統計によると60代以降で買い物が増えており、生活に余裕が出ているという傾向が見られるのです。 たとえば『総務省家計調査2023年』によると、年代別に…

「精神的に追い詰められている人」によく見られる特徴とは

猛烈に忙しい時や、心に重くのしかかるようなお悩みがあった時など、「今、精神的に追い詰められているな」と感じたことはありませんか? そういった状況の時、人はどのような行動をとるのでしょうか。 追い詰められた状況から脱する解決策も紹介します。 「…

〈株価暴落〉を受け止めて、今こそするべき「原点回帰」とは

8月5日の日本株の下落、日経平均株価は、1987年のブラックマンデー超えの史上1位の下落幅を記録しました。 為替市場も大きく変動し、急激な円高による日本経済への大きな混乱から「経験したことのない打撃が追い打ちをかける」という情報に、重い時間をすご…