氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

優秀な投資家ほど予測の不確実性を考慮したうえで堅実な投資を行う

2021年1月の某アナリストによる「2022年末の日経平均株価は32,000円程度まで上昇する」という予想がありました。ところが、現時点での日経平均株価は26,000-27,000円弱で、予想は当たりとはいえないようです。

コロナ後の社会や経済はどの程度それまでと違ったものになるのかなどの質問に、時期や金額などの数字も含めて100%の正解率で答えを出せる人はいないと思います。

 

 

このような社会経済一般に関してだけでなく、個別企業の業績や株価に関しても、同様です。

投資では確かに未来を予測する必要があります。しかし実は優秀な投資家ほど、その不確実性を考慮しているものです。

まずはそれを、肝に銘じておくべきです。優秀な投資家は予言ではなく「確率」を考えます。

20年間赤字がなく、減配せず配当を出し続けてきた会社があるとします。業界の動向も悪くなく、ビジネスモデルも優れていて、毎年一定のキャッシュを稼ぎ続けている実績があります。

その会社が今期も黒字になり、減配せず前期と同等または前期より多くの配当を出す可能性は、どの程度あるかどうかですが、これは、きわめて高い可能性があると思われます。

もちろん、100%そうだとはいえません。しかし、大雑把にでも「きわめて高い」、あえて数字にするなら「95%以上の確率がある」とはいえそうです。

 

 

また、赤字になる確率は低く、大幅な減配をする確率はさらに低く、無配になる確率などゼロに近いともいえます。

前述のとおり、未来予測などは不確実なものです。しかしながら、確率の高低を考えることはできます。そしてそれを考えるほど、投資でもよい結果を得られると思います。

ちなみに数学の確率分野に、「期待値」と呼ばれる値があります。これは賭け事において、「平均的にどの程度のリターンが得られるか」を意味する値で、「リターンの大きさ×そのリターンが実現する確率」で計算できます。

そして、期待値の高いことに大きく賭けるのが、賭け事に勝つコツなのです。

外れたら破滅するような賭けはしないなどの現実的な調整は必要ですが、投資にも十分応用できる考え方なので、覚えておいて損はありません。

投資で勝つためには、予言をすることではなく、確率を考えることが重要なのです。

世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏やその師であるベンジャミン・グレアム氏は、「バリュー投資」を実践しているといわれます。

その企業の本質的価値を算出し、現在の株価を見て、価値以上に株価が安かったら「買い」だと判断するのです。

しかしながら、本質的価値の見積もりを間違えることも人間にはあります。だから彼らは、十分に安いときに買って、「安全域」を確保するといいます。

 

 

そして、価値に比べて株価が安ければ安いほど、ローリスク・ハイリターンな投資ができる、とも述べます。その後の値下がり確率が小さくなり、一方で値上がり確率が大きくなるからです。

彼らのような優秀な投資家もこのように、人間の予測には不確実性があるということを十分に考慮しています。

だからこそ、安全域を確保して、十分に割安だと判断したときにのみ、株を買おうとするのです。 まとめ:「未来を100%正確に予測することなどできない」を前提に 投資では確かに未来を予測する必要があります。

しかし実は優秀な投資家ほど、その不確実性を考慮しているものです。

そして未来予測は不確実なものですが、確率の高低を考えることはでき、それを考えるほど投資でもよい結果を得られます。

バフェット氏やグレアム氏のような優秀な投資家も、人間の予測には不確実性があるということを十分に考慮しています。

だからこそ、安全域を確保して、十分に割安だと判断したときにのみ、株を買おうとするのです。

日本株はやや回復傾向ですが、底打ちを確認するまでは全力買いは避けた方が良いと思います。

6月SQに向けて外資が強引に下げさせるような場面が起こる可能性は高いです。一波乱あると思いますので、十分資産管理は怠りなくしておいた方がよさそうです。

そのためにも外資先物オプション手口をにらみながら投資をすることをお勧めします。

 

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