氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

東京都心部の超高級タワマン「高層階:クセ強住民」「低層階:草食住民」見事なまでのグラデーション

勝ち組の住処とのイメージが強い、都心部の超高級タワーマンションです。

SNS等で情報を発信しているのは、主に高層階の住民と見受けられるが、当然ながら低層階にも住民は暮らしているはず。

実際にタワマンに暮らす人々の様子をSNS等で垣間見ると、多くが高層階からの眺望を誇示するかのような写真を掲載しています。

しかし、タワマンのすべてが高層階なわけではなく、当然だが、一般的な低層マンションと同じ程度の階数の住居もあります。

だが、彼らの暮らしぶりをネット等で目にすることは多くありません。

タワマンの低層階に暮らすのは意外にメリットが多いといいます。

まず、高層階よりも価格が安いということです。あとは万一の災害等でエレベーターが止まっても、外への出入りが圧倒的に楽であるということがあげられます。

これらは、タワマン生活を知らない人でもおおよそ予想がつくが、もちろんそれだけではありません。

タワマンはだいたい10~15階ぐらいまでが低層階といったイメージですが、その上の中層階部分に、パーティルームやゲストルームが配置されていることが多いのです。

共用部を建物の真ん中に置けば、高層階の住人も低層階の住人も同じ程度の時間で到達できるだろう…という意図があってのことらしいです。

ゲストルームが建物の中層階にある場合、その近くの階に住まいがあれば、親戚を泊めたときにも行き来がしやすく、便利なのだといいます。

ラウンジが最上階にあるタワマンもあるといいますが、最上階は高値で売却できることから、多くはペントハウスに使います。

わざわざよい場所に共用部を置いても、あまり儲からないからです。

低層階の部屋をみると、『こんなに低いところ…? と思っていたけれど、ゲストルームが近くて以外に便利だね』ということも多いです。

高層階に暮らす成功者の方は周囲を顧みず、わが道を行く方が多いようです。

率直なお話、高層階に住んでいる方は、結構個性的というか、ワガママな方が多い印象です。

ルーフ・バルコニーに勝手にジムのセットを設置してすさまじい騒音や振動を発生させ、下の部屋の方がブチ切れて大揉め…といったことも、あります。

人気エリアのタワマンの最上階でも、1カ所だけ賃貸に出されているようなところは、オーナーがトラブルを起こして暮らせなくなり、やむなく…といったこともあるようです。

このように最上階には、トラブルが多い方が住んでいる可能性があるらしいのです。

「高層階の〈クセ強住民〉とでもいいましょうか…」

では、今までとくに印象深かったのは、どのような住民なのでしょうか?

「お客様から売却の依頼があり、物件を見に行ったのですが…」

該当の部屋を訪れると、室内全体が深紅で統一されており、そこかしこに巨大なリボンがあしらわれています。

あたかもキャバクラの一室のようなインテリアですが、そこには40代の男性がひとり暮らしをしていました。

想像するに、おそらくお金持ちが遊びで作った、女性を呼ぶための部屋だったのでしょう。

普通の穏やかな暮らしを求めるなら、中層階以下の方いいかもしれません。

大成功してタワマンに住んでいるという方を、1ケタ台の階で見たことはありません。

地上に近づくほど『草食系』というか、いわゆる普通の穏やかな人に近づいていく印象です。

正直、タワマンには階層によるヒエラルキーがあるのです。

中~高層階の住人が、そのようなプライドや見栄、コンプレックスでいさかいを繰り広げているのに対し、低層階の住民は我関せずで、のんびりしているわけです。

また、低層階にはほかの魅力があるといいます。

10階ぐらいなら、地上の緑が意外と近く見えます。

いわゆるタワマンらしい空間ではありませんが、穏やかな気持ちで暮らせるのではないでしょうか。

低層階のメリットをまとめるなら、立地や設備がよく、万一の際も自室と外の行き来がラクで、一般的なマンションに近くて、窓からは緑がよく見えるところが多く、見栄の張り合いの圏外でのんびり暮らせる…といったところでしょうか。

部屋選びの一助になれば幸いです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村