氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

上昇相場を前提とするFIREは危険

FIREを実現する場合、仕事を辞め、収入は資産運用やそれまでに蓄えた資産を取り崩すことで生活資金を捻出することを基本にしています。

しかし、資産運用による資金だけで生活していくのは簡単ではありません。

世界的な金融緩和によって、米国を中心に株式市場の好調な動きがここ数年続いており、投資で資産形成するのは簡単だと思い込んでいる人も多いと思います。

実際アベノミクス相場やコロナバブル相場は誰でも勝てた相場ですので自分の実力ではありません。

更にNISAやiDeCoなどの税制優遇策の認知度が高まったこともあり、投資信託の積み立てによって資産形成する動きが広がり、資産を増やした方も多くいると思います。

 

 

安定した相場がこれからも続くことが当然だと考え、過去の延長線上に未来があると思い込んでいるのかもしれませんが、かつてのブラックマンデーリーマンショックのような大きな相場の調整が今後起こらないという保証はありません。

景気後退などによって上昇相場からトレンド転換し下落相場になった場合、投資だけのリターンで生計を立てるのは厳しくなることは事実です。

FIREする前に貯金を切り崩して生きるだけの資金を確保しておくことが重要です。">年を明けてからの日本株の動きはだらだら下げが続き、明らかに買い手がいない感じで、ショック安を待っているような気配です。18年のクリスマスショック前や20年のコロナショック前の動きに似ているような感じがします。

何かのきっかけで相場が急落する可能性もあることを想定して、キャッシュポジションを高めておかないといけないと思います。

一方、アナリストのほとんど強気の見方で日経3万円は通過点などと言っています。この人たちの大半は投資会社や証券会社の人たちですから、株を買ってもらわなければいけないので立場上そう言っているのです。本心ではありません。

ですから、上だと思ってレバレッジを掛けて買ってる投資家は暴落した場合、押し目と思って信用ナンピン買いしたものの底なし沼にはまり、含み損が膨大し、最悪破産するかもしれません。

 

 

株価は常に右肩上がりではありませんので、ここ数年の株式市場の上昇から、将来の自分の資産を想定するのは、楽観的すぎると思われます。

ここからは下目線で見ておいた方が無難です。株式や不動産、あるいは暗号資産の大きな価格下落が起こった際に、保有資産の価値が大きく下落し、パニック状態に陥る個人投資家が多数発生する可能性があります。

リーマンショックを経験していない投資家は特に注意が必要です。当時半年で平均下落率50%でしたから保有資産は半分の価値になるということです。銘柄によってはそれ以上下がる可能性もあります。

大暴落が起こった場合は多くの投資家が資産の大半を失い、相場から退場する可能性がありますので慎重な姿勢が必要になります。

 

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