氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

信用買い残増加による暴落の予兆

日本株の下落が止まりません。理由はオミクロン株感染拡大不安もありますが、直近の信用買い残が大きく積みあがっていることによる需給の悪化がその一つの原因です。

個別銘柄に目を向けると、増収増益など業績が好調な銘柄も多いのですが、前年比ですから、前々年比で増益なところを拾っていくしかないです。

最近の相場の地合いが悪いので好決算発表しても「いってこい」となっています。

信用取引は、証券会社に担保(現金や現物株)を差し入れることで、担保評価額の3倍程度の株式取引ができる制度です。

信用買いをして、株価が下落すると含み損が拡大し、担保不足になれば、追加で担保を証券会社に差し入れなければならなくなります。

期日までに追加担保を差し入れないと信用買いが強制的に決済されます。また、追証発生を避けるために、損失覚悟で信用買いの決済売りを行う動きも強まります。

 

 

こうした追証による強制決済や信用買い手仕舞いの動きが、株価下落が進むことで次第に増加し、やがてはそれが「投げ売り」の形となって株価下落に拍車をかけます。

現在の買い方の評価損益率の悪化や信用買い残多い水準であれば、過去のケースを見ても必ず信用買いの投げ売り(暴落)はいつか起こる可能性はあります。

信用買いの投げ売りが多く出れば、信用買い残高は大きく減少します。

そこで、株価の大幅下落に加え、信用買い残高が大幅に減っていれば、株価反発が近いとみたほうがよいです。

現金比率を高めて、暴落時の買い出動に備えておいた方が良いと思います。

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