氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

幸福度は「親ガチャ」で決まるのか?

最もシンプルな成功法則は「合理性」だというものです。

とはいえ、「人生を合理的に生きなさい」という意味ではありません。

そんなものは「マシン(機械)の人生」であり、いったん人生の土台を合理的に設計すれば、どのような人生を送ろうと自由です。

それがどんなに不合理なものであっても、あなたは「成功者」だ、とエンカレッジしています。

人生は、ありとあらゆるトレードオフ(選択)から構成 合理性とは、投入した資源(リソース)に対してより多くの利益(リターン)を得ることです。

人生は、ありとあらゆるトレードオフ(選択)から構成されています。

選択が少ない人生ほど、人生は豊かになります。

よい選択とは、コストパフォーマンスとリスクパフォーマンスを最適化することです。満足度を最大化するのではなく、後悔を最小化する、などです。

 

 

睡眠こそがもっとも効果の高い成功法則で、毎日25分の散歩で長生きできるという、さまざまなデータがあります。

幸福に生きるためにはどうすればいいのかについて、脳科学・遺伝学からきわめて有力な説が、実験によるエビデンス(証拠)とともに紹介します。

1 幸福感には一人ひとりちがいがあり、それはおおよそ生得的に(遺伝+幼少期の環境で)決まっている

2 よいことがあれば幸福度は上がり、悲しいことがあれば幸福度は下がるが、長期的には、生まれもった幸福度に収斂していく これはつまり、幸福度は「親ガチャ」で決まるということであり、人間について自然科学(現代の進化論)が明らかにした「不都合な事実」のひとつである。

だが、だからといって絶望する必要はありません。

なぜなら、幸福度とは相対的なものだからです。

人生の8つのパターンとは

幸福の3つの土台(金融資本、人的資本、社会資本)から人生を8つのパターンに分類します。

1 貧困 金融資本、人的資本、社会資本がなにひとつない状態。幸福の土台がない。

2 プア充 生活は貧しくても、恋人・家族・友だち関係は充実。地方のジモティー。

3 ソロ充 収入はあるけれど貯蓄はなく、友だちもあまりいない。

 

 

4 孤独なお金持ち 仕事はしておらず、家族や友人もいないが、経済的不安はない。

5 リア充 バリバリ仕事をして、なおかつ恋人や友だちに囲まれている。

6 ソロリッチ 高い収入で資産形成に成功したものの、独身のまま友人もあまりいない。

7 マダム 働いていないけれど、お金はあるし友だちもたくさんいるタイプ。

8 超充 幸福の資本をすべてもっている状態。このレベルに至るのは難しい。

幸福の資本が1つしかないのは不安定な状態なので、幸福の資本を2つ、もてるようにするのが当面の目標になります。

金融資本を充実する、お金持ちになる方法は、原理的にたった3つしかありません。

資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

この方程式から、収入を増やす、支出を減らす、運用利回りを上げる、という3つの方法しか、お金持ちになることはできないことがわかります。

コストパフォーマンス、タイムパフォーマンス、リスクパフォーマンスの3つの条件をすべて満たそうとすると、投資すべき金融商品は株式インデックスファンドしかありません。

それは1970年代にファイナンス理論として確立しています。

 

 

具体的に投資対象は「MSCI-KOKUSAIインデックス(日本株を除く先進国の株式市場に投資)」やS&P500(アメリカ株)、NASDAQ100(ハイテク株)です。

インデックス投資のメリットは、どのように運用しようか考えなくていいことです。

余った時間は仕事や勉強、友だちとのつき合い、家族のイベントに使った方が、人生のコストパフォーマンスはずっと高くなります。

「資産運用でもっとも大切なのは、資産運用を考えないこと」だといいます。

「日本人は合理性を憎んでいる。だからこそ、合理的に生きることが成功法則になる」 そのうえで、最強の資産運用は人的資本の活用です。

人的資本の成功法則として重要なのは、自分がもつアドバンテージをどのようにマネタイズするかです。

ゆっくり成功すればいいというアドバイスが参考になります。

大事なのは、「若くして成功する」ことではなく、「人生の最後に成功する」ことだからです。

社会資本の成功法則について、「あなたは友だち5人の平均である」というネットワーク科学の常識を示したうえで、「最高のチーム」に参加したときに出会うのは、「友だち」ではなく、大きな人的資本と高い評判をもつ「仲間」です。

最後に、人生の優先順位を決め、それ以外のものをミニマリズムの手法で徹底的に合理化すれば、その分だけ大事なことに多くの資源を投入できます。

そのとき「成功」にとって重要なのは、「自分にはこれしかない」と結論を決めることなく、トライ・アンド・エラーを繰り返すことです。

日本人は合理性を憎んでいるからこそ、合理的に生きることが成功法則になります。

「不都合な事実」から目をそらすことなく、どれほど合理的に人生を設計しても、それでも不合理なことはしばしば起こります。

それが人生だし、だからこそ面白いのだろう、実に人間らしいのです。

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