氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

仕事の質は「仕事をどうやるか」ではなく「誰とやるか」で決まる

何もかも自分でコントロールしたいと思う優秀な人が、「どうやるか」に集中するのは簡単なことです。「どうやるか」は自分自分をコントロールすることだからです。

しかし、取り組みを広げ、勝てるチームをつくりたいのであれば、自分の弱みを自覚し、チームを信頼することが必要になります。

そして、自分でなくても「どうやるか」のほとんどの部分を十分扱えることや自分自身は、情熱をもって最大のインパクトを与えられる分野に全力投球すべきです。

注意力とエネルギーは分散させないで、徹底的に集中して創造性を十分発揮できるところに、焦点を絞るべきです。  

人生は、注いだ努力や時間ではなく、生み出した結果によって報われます。

この現実があるにもかかわらず、結果を出すことに全力投球していなかったり、「プロセス」や「ハードワーク」に気を取られてしまうことがあまりに多いのです。

 

 

もちろん、一生懸命に働くことは必要です。見事な仕事ぶりをみせる必要はあります。

しかし、有形で、測定可能で、希少価値のある結果として出さなければ、意味がありません。

最高レベルのパフォーマンスと成功を収めることです。

しかし、最高レベルの成功を本気で手に入れたければ、個人の素質やコミットメント、才能のレベルに関わりなく、「どうやるか」の考え方から「誰とやるか」の考え方へ転換する必要があります。

しかし、組織に属せば、必ず「気の合わない人と仕事をする羽目になる」という一定のリスクが伴います。このため、一生会社員としてやっていこうと思っているのならば、「誰とでもそこそこうまくやっていく」というスキルは重要になります。

もっとも、このスキルを身につけるのは決して簡単ではありません。

人間誰しも好き嫌いはあるので、多くの人はそんなスキルを身につけることはなく、お互いにストレスを感じながら、なんとか我慢して仕事をしています。

この点、起業家は一緒に働く仲間を自分で選ぶことができます。「誰とでもうまくやっていく」ようなスキルは、起業家の必須スキルではありません。

やはり、一緒に働ける人が選べるというのは大きいです。 別に「全員に起業するべき」と言いたいわけではありません。

ただ、会社員であったとしても、もっと一緒に働ける人は選べてもよいのではないかと思います。

たとえば、就職前に自分の配属先くらいわかってもよいのではないだろうか。一緒に働く人たちがどういう人たちかわかった上で、入社するか入社しないかを決められるのであれば、ミスマッチはだいぶ減ると思います。

 

 

あるいは、気の合わない人とは、一緒に働かない権利も認められてよいはずです。お互い苦手だという気持ちを抱きながら一緒に仕事をし続けるくらいだったら、それぞれ別々なところで働いたほうが双方にとっても、組織にとってもプラスです。

そんな風に、組織が「人間関係的に最適な」チーム配置になるような工夫があってもよいと思います。 嫌な人と一緒に働かないこと、それが実現しただけでも、職場環境は大きく改善されるはずです。

今まで不可能だと思っていたこと、現状では想像すらできないようなことも実現できてしまうのは、チームワークと協力、これらによってのみです。  

成功レベルが上がれば上がるほど、結果を出す能力は「どうやるか」ではなく「誰とやるか」に左右されるようになるということです。  

どうやって目標を達成するかではなく、「誰と」仕事をするかを重視することによって、達成のレベルが劇的に向上します。

その結果、時間、お金、人間関係、人生の目的という、私たちにとって重要な4つの領域で、自由度が劇的に増えることになります。  

とはいえ、生まれてこのかたずっと、「どうやるか(How)」を自問するように教え込まれてきました。

学校教育も、「どうやるか」の考え方に基づいてできています。

幼いころから、何でも自分でやりなさいと教えられてきたことでしょう。

 

 

どれだけ仕事を楽しくできるかは、ほとんどの人が何をするのかが重要だと思っています。

たしかに何をするのかも大切な要素になります。

しかし「何をするのか」は二の次で、実はさらに重要なことがあります。

それが「誰とするか」です。 実際は「何をするか」より「誰とするか」のほうが、仕事を楽しくするうえでは重要です。

好きな仕事でも、嫌いな人と一緒なら、好きな仕事も面白くなくなりますが、逆に、好きでもない仕事でも、好きな人と一緒に仕事をするなら、仕事が楽しくなります。

楽しく仕事をするためには、仕事そのものより、誰と一緒にやるのかのほうがよほど重要なことなのです。 

仕事の内容がつまらないものでも、自分と仲のいい人とやれば、自然と面白くて楽しくなります。

仕事がつまらないと思っているのは、案外仕事そのものが原因なのではなく、人間関係が原因であったりするのです。

人の存在は、それほどまでに人間の心の状態に大きな影響を及ぼしてしまうことなのです。

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