氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

アパート投資とワンルームマンション投資の比較

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経済変動の影響を急に受けにくい不動産投資は、長期的かつ安定的な収益を求める人に向いています。老後の年金の上乗せとして活用できます。

ただし、初期費用としてある程度の自己資金が必要です。短期的に大きな儲けを出すことは期待できないため、長期的な目線で取り組める人にお勧めといえます。

また、将来のリスク対策や入居者に魅力的な物件づくりなど、事業主として積極的に関わることができます。

副業として投資を行うサラリーマンの方は、安定的な給与があれば、ローン審査にも通りやすいといわれています。株式投資のように日々の株価の動きをチェックする手間もかかりません。

私の場合、株式投資は20代から(利点:早く始めて失敗したことが結果的に経験になったこと)、不動産投資は30代から(利点:早く始めたことで、ローンを早く返せたこと)行ってきました。

 

 

ハイリスク・ハイリターンな株式投資と比較的収益の安定したミドルリスク・ミドルリターンな不動産投資が向いているかどうかは、それぞれのスタンスや本業との兼ね合いによって異なります。

どちらもリスクは付き物ですので、投資の目的は何なのか、どのようなアプローチで収益を得ようとしているのか、十分考えて始めた方が良いと思います。 いずれにしても、若いうちから始めることが成功のカギとなると思います。

アパート投資かワンルームマンション投資にするべきかは、それぞれの投資専門会社の両方に話を聞きに行っても、それぞれの魅力を力強くアピールするので、結局どちらを選べばよいか悩まれている方も多いと思います。

以下に示すようにそれぞれの特徴やメリット・デメリットを比較した上で、投資目的に応じてどちらを選ぶべきかを考えた方がよさそうです。

比較項目 ワンルームマンション投資 アパート投資
物件価格 ◎ 物件の取得価格が低い(1,000万円~3,000万円) × 物件の取得価格が高い(5,000万円~1億円前後)
利回り × 利回りが低い(都内・新築3%~5%) ◎ 利回りが高い(都内・新築5%~7%)
賃料以外の収入 × なし ○ あり(自動販売機の収益など)
立地 ◎ 都心の駅徒歩10分以内など好立地 × 郊外や地方の物件が多い
空室リスク ◎ 好立地であれば非常に低い × マンションに比べると空室リスク高い
融資審査 ◎ 融資額が少ないため、審査が通りやすい × 融資額が多いため、審査が比較的厳しい
取得費用 ◎ 数十万円~百万円程度 × 数百万円~一千万円程度
修繕費用 ○ 修繕費用の規模が少ない × 修繕費用の規模が大きい
費用計上 × コストコトロールが難しい コストコトロールが可能
賃料下落 ◎ 都心であれば下落スピードは緩やか × マンションに比べて賃料下落が大きい
建物の裁量 × 管理組合で決定する ◎ 自分で意思決定できる
償却期間 × 一度の減価償却額が少ない ○ 一度の減価償却額が大きい
物件の流動性 流動性が高い(売りやすい) × 流動性が低い(売りにくい)
出口戦略 × 出口戦略は売却がほとんど ◎ 出口戦略が複数ある

不動産投資は他の投資に比べても非常に金額の大きい投資になりますので、事前にしっかりと情報収集をして、様々な角度から比較検討を行い、冷静に判断するという慎重さでちょうど良いくらいと思います。