氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

欠陥アパートであることが発覚

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数年前、築15年の中古アパートで浴室換気扇が故障したという入居者からのクレームが入ったので、知り合いの電気屋さんに交換を依頼したのですが、思わぬ事態に発展してしまいました。

なんと、電気屋さんから、

「とりあえず、無事に交換は終了しました。ただ、隣の部屋の浴室換気扇と外壁の穴に通じるダクトとがつながっていませんでした。」

「これでは吸い上げた湿気は、外に排出されず、全て、建物の内部にとどまっていたことになります。少しカビ臭かったような気がします。」

「建築当初から繋いでいなかったので最初からの欠陥アパートですね。」

衝撃の言葉を聞きました。

すぐに管理会社兼施工会社に新しいダクトを設置するよう指示したところ、それには応じましたが、15年間放置し、カビが発生していたことに対する責任は取りませんでした。

今思えば、屋根裏に界壁がないから、浴室の上から隣が見えたんでしょ。ということは、建築基準法違反のレオパレスの界壁無しアパートと同じ状況でした。この件は当時知識がなかったので何も言えませんでした。

この不動産業界では、建物の手抜き工事、施工不良等建築基準法違反に当たるものは数多くあると疑いを持っていたほうが良いと思います。

 

 

また、中古アパートを購入して3年ぐらい経って、駐輪場の水道メーター付近から水が染み出してだんだん悪化している状況でした。

原因がわからなかったので、水道局の担当者に見てもらった結果、水道メータ付近からの漏れではないことがわかりました。

入居者不在時にメーターのパイロットも回っていないので、給水管ではないのではという見解でした 。その近くに鉄骨の階段があるのですが、その柱が腐食して地面から浮いていたのです。

部屋の排水管からの漏れだと木造なので建物全体が腐食するのではないのかと心配になりました。 その後、階段下の基礎の壁を壊して中を見たところ、 空き缶や建築資材などが大量に埋められていたことを発見しました。

産業廃棄物を埋めて隠してしまえばよいだろうというレベルの低い管理会社兼販売会社でした。 管理会社にこのことを伝えましたが、何もしませんでした。

しばらくして、雨の日に見に行くと必ず水が染み出て、晴れの日は水のシミが引いている状況であることがわかりました。

染み出ている水は臭いはなかったのでこれは雨水ではないかと思ったのです。

このアパートの周辺の土地は盛り土でかさ上げしていて、その上にアパートの基礎を作って立てているので、周辺の土地にしみ込んだ雨水が私のアパートに流れ出ているのではないかと推測しました。

アパート基礎を作る段階で想定できたと思うのですが、この中古アパートは基礎も建築物も欠陥だらけでした。このまま放置していると柱が腐って階段が崩落するかもしれない可能性がありましたので、腐食部分を交換し新しくコンクリートで補強しました。

その後、隣にマンションが建築されることになり、水の流れが変更されたのか、水の染みだしは無くなりました。

 

 

新築アパートについても、建てて3年後ぐらいに、入居者からロフトの梯子が外れましたというクレームがありました。

管理会社兼施工会社に調べさせたところ、ロフトの梯子を固定する金具が外れていたのです。問題なのはその金具を取り付けている場所でした。石膏ボードだけにネジで固定していたのです。石膏ボードというものは素材はスカスカです。

ネジで固定できるものではありません。本来ならば、太い木材にネジを入れるべきものです。他の部屋も全てずさんな工事が行われていたのです。

入居者が梯子を使っているときに、事故が起こった場合の責任は、オーナーになる可能性があります。 施工会社に全ての部屋の固定する金具を早急に修繕するよう指示しました。

また、窓のサッシが歪んでおり、網戸に隙間ができていたこと、安いモルタルを使って、亀裂が入ったりしていたことなど、数えればきりがありません。 これらの問題は経年劣化で起こったものではありません。手抜き工事です。

この施工会社は、自ら施工せず下請けに丸投げしている会社で、工事費を安くたたいており、工事後に確認を怠っているのでこういうことが起こるのだと思います。

 

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