氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

不動産投資を考え始めた理由

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株式投資は2000-2002年頃、ファンダメンタル、テクニカルといった基本的なこともわからず、バリュー銘柄を何となく感覚で買っていましたが、含み損が常にある状況でした。

そこで新興市場の銘柄に乗り換え一発逆転を狙ったのですが、それも裏目、赤字決算で、全く業績は改善しないような会社を買ってしまったのです。

その内1銘柄は上場後一度も初値を上回らず、十数年後上場廃止です。

ITバブル崩壊後の相場低迷時期とはいえ、何も調べず業績も見ないで買っていたのですから、今から考えれば投資ではなく投機だったような気がします。ちなみにITバブルで上がっていた銘柄は全値戻りぐらいの勢いで2003年まで下がっていました。その下落トレンドで買いを入れたのも失敗でした。

2003年5月に小泉内閣による、りそな銀行公的支援により日経平均株価は底打ち反転し、2006年のライブドアショックまで上昇していくのです。

しかし、保有株は全く上がらず、含み損は拡大、日経平均採用銘柄の大型株が上がっているのを指をくわえて見ているだけでした。この上昇相場に乗れなかったことは、セミリタイア計画がかなりずれ込んでしまったと思います。

2004年に追証もくらって、株式投資は難しいと当時は考え、リスクが比較的小さい不動産投資に興味を持つようになりました。

 

 

現物不動産は一棟(アパート、マンション)、区分所有、事務所、駐車場などの投資物件があります。

一棟マンションは中古でも金額が高く維持費もかかること、区分所有は1部屋空けば収入0ですので空室リスクが大きい、事務所は景気に左右される場合があること、駐車場は広い土地が必要などの理由から一棟アパート投資することを検討しました。

不動産市況も2003年あたりから良くなってきており、リーマンショック前ぐらいまでは価格が上昇していました。2004年頃利回りで10%の中古物件(今現在はほとんどない)を探していました。

駅近ではないのですが、商業地で築10年4戸で1,700万のアパートで当時キャッシュで買える金額でした。

満室で月15万入る見込みでしたが、4戸しかないので1戸でも空くと利回りが悪くなること、南側に大きなマンションが建っており一日中日陰であったこと、前面道路が狭く、土地も狭かったことなど購入を断念しました。

電話でキャンセルした時、不動産仲介業者に買付の申込みもしていないのにブチ切れられたのを覚えています。買う気を見せて断ったので逆恨みされたのでしょう。

 

 

これと同じ時期にも別の業者に依頼して、大学近くの利回り15%超えの1,980万円で10戸の築30年超えのボロアパートを検討したことがあります。

しかし、よく考えた結果、周辺にはアパートが乱立しており、競争の激しい場所で、耐用年数を過ぎた物件を買うのはリスクがあると思い、キャンセルしました。そして同じく買付の申し込みもしていないのに業者にブチ切られた記憶があります。

これらの業者は個人経営の会社で、その人物がたまたまキレやすい性格だったかどうかはわかりませんが、業者の態度の豹変ぶりにはある意味怖いと思いました。この業界って怖い人たちがやっているのかなとも思ったぐらいです。

後でわかったことですが、一般的に不動産業者というものは、売買契約に至るまで、時には良いところばかりを強調してグイグイ押してきます。契約にこぎ着ければ売主買主双方から仲介手数料をゲットでき、大きな利益にもなるからです。

注意しなければならないのは、契約後は態度が豹変し、顧客に対し冷たい扱いをするケースがあることです。顧客は契約すれば高額な違約金を払わない限り、もう逃げられませんから、業者が優位に立ちます。それからは、上から目線です。

他県の物件も興味はあったのですが、自分の目の範囲におけるところが何かあったときによいだろうと思い、住んでいる場所限定で探しました。

木造アパートの場合、耐用年数が22年ですのでローンを組むなら新築が良いと思い、新築アパート物件を探すことにしました。

 

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