職場などの社会の中にはこういう人が多くいます。
悪口ばかり言う人は、自分に自信がない人が非常に多く、自己を保てなくなり、たいへん不安定な状態になります。
その状態でなんとか自己を保とうとするとき、他人をおとしめるという選択をします。
人の粗探しをしたうえで、自分はあの人よりも優れていると自己を肯定します。特に古い体質のある職場では多いのではないでしょうか。
つまり悪口を言うことで他人の欠点を確認し、他人と比べながら自分を肯定しているのです。
自分を保つ自己暗示のために、他人を踏み台にしているとも言い換えられるでしょう。
悪口ばかり言う人は、ストレスを溜めており感情的になっている場合が多いので、相手がだれでもよい場合が強い傾向にあります。
だれか嫌いな人がいて、その人への恨みつらみを吐き出しているというパターンも確かにありますが、多くの場合はそうでなくターゲットは誰でもよいのです。
これは自分に自信がない場合の、「他人と比べて自己肯定をする」というポイントにつながります。結局は自己肯定がしたいだけなので、悪口自体に大きな意味はないのです。
こういう状態に陥ると、自分に「他の人の悪口を言っている」のであれば、一見自分は信頼されていて、一目置かれているかのように感じられるかもしれません。
職場の上司などが悪口を言っている場合は、周りも従順さをアピールするためや権力という名の同調圧力に屈し同じ悪口を言う人がいます。
しかし自分の知らないところで別の人に自分の悪口を言っている可能性も出てきます。
つまり悪口ばかり言う人は、どういった相手からも信頼を失ってしまいがちですので距離を置くことが必要です。
負の感情から生まれる悪口というものは良いことを何も生みだしませんので、人生の大切な時間を無駄に過ごすことになり、百害あって一利なしです。