氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「忙しそうですね」と言われる人が大損するワケ

仕事柄、もうかっている会社の経営者や、富裕層といわれる人たちをみると、いくつかの共通点があるなと感じます。  

そういった資産家やお金持ちの行動を分析することで、「お金持ちの行動にある共通点」を掘り下げてみたいと思います。   

彼らは頭が良かったり、人付き合いが上手だったりそれぞれ特徴がありますが、どの人にも共通するのが、「運がいい」ことです。  

富裕層たちが今の地位を築けたのは、努力はもちろん、顧客や上司からの支持、時流や行政の政策変更のタイミングなど、どちらかというと本人の実力だけではない、運の部分がかなり大きいと思っています。  

「運も実力のうち」と言いますが、割合で言うと大体3~5割前後が運ではないかと思います。人によっては運と実力半々だと感じるときもあるくらい、運が大事なのです。  

「運なんてどうにもならないじゃないか」と、思われるかもしれません。ただ、彼らの行動には共通点があり、それらが「運の良さ」に結びついていると感じています。

富裕層たちの行動にある共通点、それは、「運が悪くなるような行動を取っていない」ことです。  具体的には、  

1. 人の悪口を言わない

2. 後悔しない(反省はする)

3. 焦らない

4. 自分と時間を粗末にしない  

運が良くなる秘訣は、これら「4つのしないこと」ではないでしょうか。  

まず、人の悪口を言わない。  

SNSなども含めて、基本的に人の悪口を言いません。相手の耳に入って敵を作ることが、得ではないと分かっているから。「金持ちケンカせず」です。  

また、文句を言うことに慣れると、他人のあらを探すようになってしまいます。そうした他人への不満は、顔にも出ます。他人のせいにするクセがついてしまい、自分を顧みることをしなくなります。

自己弁護をはかるようになれば、周囲の信頼を失いかねません。  

ある自動車関連企業の経営者は、普段から絶対に悪口を言いませんが、どう考えても取引先に騙されたのでは?ということがありました。  

その時も、彼は相手のことを悪く言いませんでした。「〇〇さんは不思議な方だからなぁ」と、「不思議」という表現を使ったのです。  

それから、私も人の悪口を言いそうになったときは、「不思議な人」という言葉に変換するようにしています。次に、後悔しないこと。  

常日頃から後悔ばかりしていると、何か悪いことが起きた時に「また〇〇してしまった」と悪いことにばかりスポットを当ててしまいます。  

悪いことばかりに目を向けると、毎日がどんよりしてしまいます。どんよりして楽しくなさそうな人に人は寄ってきません。  

ただ、反省は大事です。何かミスや過ちを犯してしまったときは、その理由と改善点を考え、同じような間違いをしないようにするのは大事なことです。  

第3に、「焦らない」です。  

これは不測のトラブルが起きた時や忙しい時こそ、大事にしてほしいことです。  焦るとまず、人が集まりません。周りから「この人今、忙しいんだな」と思われて、遠巻きに見られてしまうのです。  

そうなると必要な情報が入ってこず、孤立していきます。  

その「忙しいオーラ」のため、一旦は面倒な仕事が振られずに済むかもしれません。しかし、仕事が振られないということは、自分をステップアップさせる仕事も寄り付かなくなるということ。チャンスを自ら潰していると言っても過言ではないのです。  

「忙しそうですね」は、褒め言葉として受け取るべきではありません。むしろ、それだけ「テンパっているオーラ」が出ているということで、気を付けた方がいいともいえるでしょう。  

ある上場企業の創業経営者は、分刻みで動いているはずなのに、面談時に一切忙しいそぶりを見せません。むしろ、こんなに時間取っていいんですか?というくらい、ゆったりと時間を割いて対応してくれます。  

秘書に聞いたところ、やはり、忙しそうに見られないことを大切にしているとのことでした。

最後の「しない」は、自分と時間を粗末にしない。  

自分を好きになれない人は、自分を軽く見てしまいます。それは、相手にも自然と伝わり、相手からも軽く見られます。  

お客さんにも軽く見られがちなので、使い走りのようにされることが増えます。すると次第に自分の時間がなくなり、忙しくなり、先述のように焦ったり、テンパったりすることにもつながります。

どんどん負のスパイラルに入ってくるわけです。そうするとますます自分のことが嫌いになるものです。  

どうでもいい人に、どうでもいいことを頼まれても、「礼儀正しく断る」。これで自分の時間が守られます。  

自分の価値を認め、自分を大切にすること。自分の価値が分かっていれば、無駄な仕事や依頼を断ることができます。  

安請け合いばかりしているとどんどん安い仕事が入ってきます。逆もまた真なりでしょう。  

時間を大事にしないとついつい日々忙殺され、気付いたら歳を取ってしまって後悔することになります。反対に、自分を大切にする人は自分の時間を大切にするし、時間は有限だということが良く分かっています。  

自分の体も大切にするので、運動やジムでのトレーニングなど、メンテナンスも欠かしません。健全な精神は健全な肉体に宿るということを良く分かっているのでしょう。富裕層であればあるほど、運動や筋トレに凝る人は多いです。  

富裕層には、4つの「しない」が共通していることをお話ししました。最近運が悪いな?と思うような人は、自分がこれらの行動をしてしまっていないか、思い起こしてみてください。きっと一つくらいは当てはまるはずです。  

また、それ以外にも  

・夜ふかしや深酒をしない

・「浅く広く」の人付き合いをしない(異業種交流会みたいなものには行かない)  

という傾向もあると思います。

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