氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「金持ち」になるとは、どういうことか?

ファイナンシャルプランナーたちの見立てによると、必ずしも口座残高の多さが、豊かさを意味するわけではありません。

豊かさには、寛大な施しや時間の買い戻しなど、さまざまな側面があります。

「金持ち」になるとは、どういうことでしょうか?

その答えは、問いかける相手によってさまざまなはずです。 欲しいものが何でも買える状態を「富」と呼ぶ人もいるでしょう。

借金のない状態を豊かだと感じる人もいるに違いありません。

豊かさとお金はまったく関係ないと考える人もいる可能性もあります。 ファイナンシャルプランナーは特殊な観点から「豊かさ」を定義できる立場です。

彼らは、住宅を買ったり、退職までの計画を立てようとする若いカップルに始まり、超が付くほどのエリートに至るまで、さまざまな財力の人々に協力するため、ほかとは違う形で豊かさを理解します。

一日中お金のことを考えている人々は、何を豊かさとみなしているのでしょうか?

経済的に自立する グッド・ファイナンシャル・センツ(Good Financial Cents)という資産管理会社を設立し、定期的にBusiness Insiderに寄稿もしているCFPのジェフ・ローズ氏にとっての豊かさとは、経済的に自由に生きることです。

「お金の心配をせずに、幸せに、そして快適に生きられる状態が豊かさだ」とローズ氏は言います。

しかし、お金をたくさん集めるだけで、暮らしが快適になるわけではありません。

快適な暮らしには、お金の使い時と使い道を知るという側面も含まれます。

「お金持ちのなかには、寄付を通じて地域社会に恩返しすることを嫌う人がいる。そうすることで経済的な安定を失うと恐れるのだ」とローズ氏は語ります。

「お金を持つということには、他人と分け合うことでお金の価値を祝うという側面もあって、それが健全な財力の指標なのだ」支出も、願望も、人それぞれです。

デンバーで活躍するCFPのエリザベス・ウィンディッシュ氏にとって富は、口座にある残高ではなく、必要なもの、欲しいものを手に入れられるかどうかで決まります。

「何百万ドル、何億ドルもっていても、豊かさを感じられない人もいる。彼らにとっては、どれだけお金があっても足りないのだ」とウィンディッシュ氏は言います。

「私には、一般的な基準では決してお金持ちとは言えないクライアントもいるが、それでも人生に満足していて、欲しいものはすべて手に入れている」

ゾーイ・ファイナンシャル(Zoe Financial)でプロダクト部門を指揮するCFPのディロン・ファーガソン氏は、本当の豊かさとは考え方のことだと悟り、相続計画を立てる必要がある人はある意味で裕福だといいます。

「相続計画について考えなければならない人は、裕福な部類に入ると言える」 自分のゴールを無理なく達成できる財力 豊かさとは主観的なものです。

したがって、自分の経済状況を他人のそれと比較しても意味がありません。

CFPのエミリー・S・ブースロイド氏は、富とは相対的なものだといいます。

たとえば、年間100万ドル(約1億5000万円)を稼ぐ人が100万ドル使うのなら、収入が10万ドル(約1500万円)でも8万ドル(約1200万円)しか使わない人よりも、純資産は少なくなります。

「自分の目標を達成するのに十分な資産があって、それを使い果たさない計画を立て、ことお金に関して自由が感じられるなら、それは私にとっては豊かな生活だ」と、ブースロイド氏は言います。

「他人の考える裕福さをマネしようとすると、銀行口座にはお金がたまっても、必ずと言っていいほど不幸になる」

重要な決断をするときに、お金を真っ先に心配しなくてもいい状況を、裕福な状態とみなすと、クローク・アセット・マネジメント(Croak Asset Management)でCFPとして活動するエリック・クローク氏は語ります。

「翌日の、翌月の、翌年の食事の心配をせずに仕事を辞めることができる人は、裕福な人だ」と、クローク氏は言います。

「豊かなら、人は生きるためではなく、好きな物事のために働ける。それがより高い次元の幸せと自尊心につながるのだ」ベック・ボード(Beck Bode)のCFPミスティ・リンチ氏は、自分の価値観に見合った物事にお金を使う能力があるのなら、それは豊かさの証拠だといいます。

たとえば、家族と教育を重視する親として、リンチ氏は自分の子供たちの通う学校に書籍を寄付できる現状を謳歌しています。

「高級リゾート地に家があるわけではないが、大切なことのために自分のお金を使えれば、私は自分のことを豊かだと感じる」 今あるものを楽しむ 確かに、好きな生活を送り、目標が達成できるだけの資金があれば、人は豊かだと言えます。

しかし、ミント(Mint)とターボ(Turbo)でCFPとして活躍するブリットニー・カストロ氏は、富とは自分の豊かさを認識することでもあるといいます。

「豊かな生活とは、愛と幸福がいっぱい感じられ、欲しいと思う物品を楽しめる状況を指す」

ハミルトン・キャピタル(Hamilton Capital)のCFPにしてCEOのマシュー・ハミルトン氏にとって真の豊かさとは、好きなタイミングで仕事を辞めても、仕事をしていたころと同じライフスタイルが維持でき、しかも退職直後よりも退職生活の終わりに近づくにつれて、投資ポートフォリオが大きくなるほどの資産を蓄積した状態を指します。

「本当に大切なのは、長期的かつ効率的な投資リターンの複利運用だと考える」とハミルトン氏は言います。

「これが当社の投資ポートフォリオの焦点であり、同時に我々が成功を判断する基準でもある」

オールド・ピーク・ファイナンス(Old Peak Finance)でCFPとして活動するダン・ラウス氏は、時間の自由こそが豊かさの基準だと考えます。

言い換えれば、自分が価値観を感じていない仕事ややりたくない活動を人に任せられるだけの財力をもつことです。

たとえば、週に1回、家をプロに掃除してもらえば、週末に家族と過ごす時間が増え、豊かさが実感できるかもしれません。

「豊かな人々は、自分が好きなことのために時間を使い、そうでないことは人に任せる」とラウス氏は言います。

「彼らはたとえ収入が減っても、情熱の対象に取り組む。行きたいときに旅行に行き、家族との時間を大いに楽しむ」

皆さんはこれらの考えについてどう感じるでしょうか?

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