氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

頭が悪くても、能力がなくても、「抜群の成果を出す人」

田舎の大学を卒業し、徒手空拳でベンチャーを創業した自分のような者が、一流大学を卒業して大企業に就職した人たちに伍して仕事をし、人生を生きていくにはどうすれば良いのかということを、常々考えていました。

同時に、それを誰にでもわかりやすいように表すことができないかとも考え、ある方程式に至りました。  

それは、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものです。  

人間が生まれてから死ぬまでにつくり上げる人生の結果、または仕事の結果は、その人がもつ「能力」に加えて、その人がどのくらい「熱意」をもって人生や仕事に取り組んだのか、さらには、その人がどういう「考え方」で人生を歩み、仕事に向かってきたのかという、三つの要素の積になると考えたのです。  

リーダーにはまず「能力」が必要です。リーダーは戦略、戦術を考えていかなければなりませんし、仕事には専門的な知識が求められるわけですから、どうしても「能力」が要ります。  

また、この「能力」とは頭の良さだけを言うのではありません。健康で頑健でタフな仕事ができるという肉体的能力も、「能力」の一つです。リーダーには、そのような高い「能力」が求められます。

しかし、中には「能力」はあるけれども、「熱意」があまり感じられない人がいます。

特に有名大学の出身者にまま見られる傾向ですが、自分は頭がいいと思っているものですから、真面目に一生懸命努力をしたがらないのです。

「頭の悪い人は朝から晩までがんばっているけれども、自分は頭がいいから、あれくらいのことは簡単にできる」と考え、あまり熱心に仕事をしません。

一方、その反対に、たとえ頭の出来は良くなくても、そのぶん朝から夜遅くまで一生懸命に身を粉にして仕事に励む、そんな「熱意」にあふれた人もいます。  

この「能力」と「熱意」は、〇点から一〇〇点まであり、さらにはそれが足し算ではなく、掛け算で人生に影響を与えると私は考えています。

そうすれば、優秀な大学を出た、頭のいい人の「能力」は九〇点くらいで、田舎大学出身で能力はあまり高いとは思えない人の「能力」は六〇点くらいになるのでしょう。

また、たった一度の人生を、ただぼやっと過ごしても意味がない、誰にも負けない努力を払い、一生懸命生きてみたいという人の「熱意」は九〇点になります。  

一方、朝から晩まで働くのはばからしい、たった一度の人生ならおもしろおかしいほうがいいと、刹那的に生きる人の「熱意」は三〇点になります。

すると、点数はどうなるでしょうか。  

「能力」があまり高くないけれど、熱意を人一倍もって努力する人は、「能力」六〇点×「熱意」九〇点で五四〇〇点になります。

一方、「能力」が九〇点もあったとしても、懸命に働くことを嫌い、三〇点しか「熱意」がなかった人は二七〇〇点と、その半分にしかなりません。  「

能力」と「熱意」が足し算であれば、差はほとんど開きません。掛け算だけに大きな差が開いてしまうのです。

また、こう考えることにより、能力がさほどなくても「誰にも負けない努力」を払えば、優れた能力をもった人を超えて、すばらしい成果を上げることができると考えられるのです。  

ここに「考え方」という要素が加わります。

この「考え方」とは、マイナス一〇〇点からプラス一〇〇点まであると考えています。そうすれば、掛け算ですから、わずかばかりの否定的な考えであったとしても、人生や仕事の結果はすべてマイナスになってしまいます。  

それも、「能力」と「熱意」があればあるだけ、大きなマイナスの値となります。  

つまり、この方程式は「考え方」の重要性を示しているのです。考え方、人間性、思想、哲学、あるいはその人の人格が、人生にとって最も重要な要素であるということを表しています。

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