氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

新入社員がすぐに辞めてしまう職場の特徴

多くの企業が新入社員を迎え入れる春です。新卒はもちろん、転職してきた人たちで職場の空気は一変します。

しかし、業務内容や職場環境など、人により理由はさまざまだが、せっかく就職したのにすぐに退職してしまう人もいます。

昨今は「すぐに辞める新入社員」が多いとメディアで取り沙汰されています。

1年がかりで新入社員向けの募集から選考、研修などを行ってきたにもかかわらず、入社した新入社員が、わずかな期間でその会社に対して見切りをつけ、すぐに辞めてしまうことがあります。

いったい、なぜでしょうか?

これらの職場には、いくつかの共通している特徴があります。

 

 

その原因と対策などをご紹介していきます。

新入社員がすぐに辞めてしまう原因①コミュニケーションの不足

まず一つ目は、“コミュニケーションの不足”があげられます。

新入社員が自分のアイデアを自由に発言できる環境を求めているのに、上司や同僚からのフィードバックが否定的だったり、チーム内でのコミュニケーションが少なかったりする。

その結果、新入社員は孤立してしまい、職場に不満やストレスが生じ、辞める原因になってしまうことがあります。

定期的な面談やフィードバックの機会をつくる

この対策としては、定期的な面談やフィードバックの機会を設けることで、不安やストレスを解消し職場での居心地をよくしてあげる。

最近の新入社員は職場の上司に、自分の意見を率直に伝えることはなかなか勇気がいるようです。上司や先輩は、部下や後輩の意見を述べやすい風通しの良い職場環境を整え、定期的に意見を聴取する機会を設けるなどの工夫をする必要があるでしょう。

新入社員が“上司に進言する方法”を丁寧に教えてあげる

また、“上司に進言する方法”を丁寧に伝えるのも一つの手段です。

たとえば、①進言する内容とその理由を明確にする。②伝えるタイミングに配慮する。③適切な表現を用いる、といったことに留意するのが大切です。

新入社員は、まずは自分の思うことを一度文章にしてみると良いでしょう。そうすると意見したい内容もまとまり、表現が適切なのかを客観的にチェックすることができます。

また、上司に意見をする前に“信頼できる先輩に相談する”のも、自分の意見が筋の通ったものかどうかを確認することにつながるでしょう。とはいえ、慣れないうちは、目上の人に相談することも躊躇してしまいがちです。普段から話しやすい空気を意識してつくっていくことで、職場内でのコミュニケーション不足による退職を防ぐことができます。

 

 

新入社員がすぐに辞めてしまう原因②役割や職務が不明確

二つ目として、役割や職務についての不明確さがあげられます。新入社員が担当する業務について適切なトレーニングや研修、指導がない場合、仕事に対する不安やストレスが生じ、退職の原因になります。

お手本になる社員をつけてあげる

昨今では人手不足も相まって、十分な業務研修や配属になった後の適切な指導が不足していることも少なくありません。

新入社員側としては、何をやったらよいのだろうと感じたり、担当する業務に関する知識不足を原因としたミスにより自信を喪失してしまったりします。

ただ、現実問題として、新人教育に十分な時間と予算を割くことが難しい場合もあるはずです。

その際は、メンター(自身が仕事やキャリアの手本となって、新入社員や若手社員に助言・指導をし、個人の成長や精神的なサポートする人)をつけて業務にあたらせると、徐々に業務に対する知識も増え、安心して仕事に取り組むことができるようになるでしょう。

新入社員がすぐに辞めてしまう原因③評価や給与の不公平さ

三つ目として、評価や給与に対する不公平があると、やる気に満ちている人、能力が高い人にとっては、努力や成果が正当に評価されず、職場に対する不満、将来への不安などから退職につながってしまうようです。

年功序列の職場は要注意  年功序列の職場は特に注意が必要です。若くても能力が高い人、業績に貢献している人などに対して、その貢献に見合う賃金制度への積極的な改定が必要でしょう。

制度の改定は企業規模が大きくなればなるほど簡単ではありません。

 

 

しかし、新入社員がすぐに退職してしまう損失、他社に優秀な社員が流出してしまうことによる企業損失などを考慮しながら、積極的で大胆な制度改定が企業活力の源泉になることを認識しましょう。

新入社員がすぐに辞めてしまう原因④長時間労働ワークライフバランスの悪化

最後に、長時間労働ワークライフバランスの悪化があげられます。

働き方改革の影響から長時間労働についてはかなりの業種で削減されてきましたが、まだまだ月の残業時間が100時間に迫る会社も見受けられます。

適切な業務量や負担の軽減が重要

2023年4月より1か月60時間を超える法定時間外労働に対しては50%の割増率にもなりました。

国としても抑制する方向でいます。生産性を上げつつ過度な仕事量や負担を減らす取り組み、新入社員に対して適切な業務量や負担を割り当てて、働き方を調整できるようにすることが重要になります。

適正な負荷で働くことで、ストレスや健康問題を軽減し、職場での定着率を向上させることが期待できるでしょう。

しかし、最近では逆に「ゆるすぎる職場」に不安を覚えて辞めてしまう新入社員が多いという話も聞いています。

早く仕事を習得し、より高いスキルを身につけて、自身の収入を増やしていきたいと考える方もいるのです。

そういうタイプの場合は、適度な負荷をかけてあげたほうが良い場合もあります。

普段から上司や先輩などが、新入社員をよく観察し、面談などを通して本人の不満を早期に把握し対策を取ることが退職の予防につながっていくでしょう。

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