氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

デジタル認知症を防ぐには

自粛生活が緩和され、街の中でも、電車のなかでもマスクなしの人たちが増えてきました。コロナと共存しつつ、デジタル機器を活用し、在宅ワークなども促進するニューノーマル時代が本格的に始まりました。

この2~3年の急激な時代の変化の中で、ポジティブな変化とネガティブな変化があります。

アクサ生命保険が行った「ニューノーマル認知症に関する意識調査」によると新型コロナウイルス感染症の影響による行動やメンタル変容において「減ったもの」として、「コミュニケーション」や「運動の減少」です。

「増えたもの」として、「スマートフォン利用」を認識している人が多く、 同時に、増えたもととして、「もの忘れ」や「うっかりミス」など、認知症に関連する自覚症状が「増加した」と感じている人も4割おり、それに対して「未対策」という方が9割にも上ることも判明しました。

 

 

PC、タブレットスマホは手放せない人は多いはずです。体の疲れは取れておらず、集中力も続かず、物忘れも増えてくることもあるとか。

これが、デジタル認知症で、このままでは、仕事のパフォーマンスが下がってしまう可能性もあります。

しかし、「デジタル認知症」と聞いても、「まだ自分には関係ない」と思っている人も多いでしょう。

認知症の特徴は、治療ができない、という点で、脳科学者にその理由を訪ねたところ、 「認知症というは、いわば、家が火災にあって燃えカスになっている状態。かろうじて柱は残っていて家の原形が保たれていたとしても、その中は燃えカス。これを治療薬で、炎症を遅らせることはできても、もとのフレッシュな状態に脳を修復することは不可能」

認知症になると仕事どころか、プライベートでも人間の尊厳が損なわれます。

人生100年時代は、認知症をいかに防ぐかの戦いとも言えます。

デジタル認知症を避ける、生活習慣について紹介します。

そもそも、「デジタル認知症」とは デジタル機器を過度に使用することによる脳へのダメージが懸念されています。

最近話題の「デジタル認知症」という言葉は、2012年に出版された,ドイツの医学者マンフレッド・スピッツァーの研究『Digitale Demenz(デジタル認知症)』には、「デジタル機器の使用が認知能力に影響する」と報告されています。

では、デジタル認知症は、どのように脳に影響を及ぼしているのでしょうか。

スマホ認知症に影響するメカニズムとは 普段から何気なく利用しているスマホタブレットは、脳の認知機能にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

脳を過度に疲れさせる スマホを長時間使用することによって、脳は疲弊してしまいます。

 

 

そもそも人間の脳は情報を取り込み(インプット)、考え、行動することで外に排出する(アウトプット)ようにできています。

しかし、スマホなどから流れ込んでくる多種多様な情報収集は「何気ないもの」であるため、アウトプットがされにくい状態です。

胃腸にたとえるならば、本来であれば食べたくもない料理をビュッフェで並べられた途端、必要以上に食欲わき、詰め込んだように食べたものの、糞詰まりになっている状態です。

取り込むだけ取り込んで、そこから先の処理はされず脳が情報過多で疲弊してしまう原因となるのです。それだけではなく、アウトプットする能力自体が衰えてしまいます。

まさに認知機能が衰えてしまうのです。

ブルーライトによって寝付きが悪くなる 「ブルーライトは目に良くない」と聞いたことがあるだろうが、実は、実は脳にも影響を及ぼしています。

スマホなどのデジタル機器から発しているブルーライトは、「脳にエスプレッソを流し込むようなもの」と言われるほど。特に就寝前にスマホブルーライトを大量に浴びてしまうと、睡眠ホルモンの分泌量が減少し、寝付きが悪くなります。

脳は、脳は寝ている間に起きている間に取り込んだ情報を処理していますが、眠れないことで、処理が追いつかず、認知機能が低下。結果として、物忘れなどの症状が悪化してしまう可能性につながます。

まさに、ニューノーマル社会は「デジタル認知症」のリスクを高めてしまう環境なのです。

現在のニューノーマル社会で、うまくデジタル機器と付き合い、また、デジタルデトックをするにはどうすればよいのでしょうか。脳科学の研究でも明らかになっていることは、「人との直接的な対話」や「外出による活動」が認知機能にとって好影響をもたらすことです。

家族の食事中は、デジタル機器を遠ざけることで、今日一日あったこと、これからしたいことなど会話をする時間にするべきです。

結果、コミュニケーション量が増えて、心穏やかな時間が増えます。

スマホから流れ込んでくる刺激的な情報は、限りがありません。

 

 

家族で話し合う時間を作り、家の中では、何を大切にするのか、スマホとどのように付き合うのかを意見を出し合ってみましょう。

きっと、スマホに翻弄されない、基準ができるはずです。

ウォーキングの時間を作る できるだけ早足で歩くことを習慣化すると、脳の認知機能を高める効果があることが実証されています。

食後、30分ほど外をウォーキングするようにするのも良いとされています。「歩く」という行為であれば、スポーツジムのランニングマシーンやバイシクルでもいいのでしょう。

しかし、実際に、ウォーキングをしてみると、外を歩く圧倒的にと爽快感があることがわかる。公園の近くを通ると、緑があり、風を感じることができます。

以前は、イヤフォンで音楽などを聴いていたが、今は、何も考えずにウォーキングをするのも良いでしょう。

すると純粋に自然に触れる時間が増え、デジタル機器との接触が減るためか、一日の脳の疲れが見事に流れ落ちていくのがわかります。

まるで脳が風呂に入っているような感覚です。

また副次的な効果もあり、夕食後のウォーキングをすると心地よい疲れを感じることができるためか、血行がよくなるためか、睡眠の質が格段によくなります。

だまされたと思って、新しい習慣に加えてほしいものです。

スマホが始終手放せない環境の中、膨大な情報が流れ込み、脳を虜にしていきます。

そして、私達も気が付かない間に、脳はダメージを受けていき、人生の舵をコントロールできなくなっていきます。

これからの時代は、グローバル化が進み、一波が万波を引き起こす時代です。

さらに変化が激しくなるでしょう。

その予測不能な荒波の中で、私たちは主体性を持って、人生の舵取りする必要があります。そこで必要なのは、デジタル機器との「基準」を持った上での付き合い方です。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村