セミリタイアを実現して、お金と時間と人間関係から解放されたとき、時間を自由に使うことでお金を使う機会は確実に減ります。
労働者は職場の人間関係が勝手に構築されて、自然と職場の価値観に組み込まれていきます。
参加したくないタバコ臭い飲み会や悪口や愚痴ばかりの食事会に行き、同調圧力に合わせて付き合い、お金を支払わなくてはいけません。毎月の給与から積み立てて職場旅行とかまだやっているところもあるようです。
前に勤めていた職場では、自主勉強会ならぬ任意団体を作って、会費と会員誌費用の名目で毎月4,000円給与から天引きされていました。私の場合、20年働きましたので100万円近くも払ったことになります。
当然強制加入ですので、断れば村八分どころか組織では生きていけなくなります。
このお金のほとんどの使い道が、組織の統制を図るための飲み食い代に使われていました。飲み会に参加しても、ほとんどが人の悪口です。酒好きの人間は良いかもしれませんが、私にとっては無駄な時間と捨て金です。
セミリタイアすると、会社の人間関係の中で、知らない間にはまっていた底なし沼から抜け出せるので、自分が本当に欲しくないものから離れることができます。
まだ着れる服でも、周りの流行に合わせるよう新しい服を買ってしまう人もいますが、セミリタイアすれば、そんな見栄を張ることも無くなります。自分が心地よいと感じれば古着でも良いと思います。
自分の本当に好きなもののだけを自由に選択せきますので、衝動的な買い物もなくなります。
セミリタイアすれば、旅行も、大多数のサラリーマンが殺到する時期を外して、平日に安いプランで行くことができます。例えば祝休日の観光地などは特に人が多いのでストレスになります。
買い物も平日の特売日に安く買うことができます。お買い得品は、数時間や数日間で売り切れてしまいます。
そのため、時間に自由がないと、そのタイミングを逃しかねません。結局一番コスパが良いものを選べるようになれます。
さらに時間があるので、今持っているものを大切に扱うようになります。品質の良いものを買って長く使うようになることが重要です。
また、家の修理などもDIYできることは、なるべくDIYをした方が安く済みます。今ではユーチューブ動画を見れば、ほとんどの作業についてプロの技を勉強することができます。
時間が自由になるからこそ、興味を持ったことや好きなことがなんでもできます。
お金のことを考えているうちは、まだお金の呪縛から解放されておらず、自由にはなっていないように思います。
本当にセミリタイアして自分らしく生きるとは、自分が使いたいことにお金と時間を使うことです。
自分が元気な間に新しい経験にチャレンジしようと思うなら、「自由になる時間」と「少しの自由になるお金」が必要です。自分が自分らしく生きるためには、人生のバランスをとることが重要です。
他人に見栄を張ることもなく、自分の人生という時間を刻むことに集中すれば、お金を節約することができます。