氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

生き方改革

現在、働き方改革が叫ばれていますが、本当に必要な改革は、経営者にとっては経営改革で、一般の人たちにとっては生き方改革です。

このままではいけない、改革が必要だと多くの人がそう感じているにも関わらず、実際にはなかなか改革が進まない原因は「危機感の欠如」にあります。

危機感に欠けるから、トップは既得権益にしがみつき、ボトムは他力本願に甘んじ続け、問題を嘆き続けても、改革を起こさなければ、現状は変わりません。  

「トップの責任か、ボトムの自己責任か」ではなく、一人一人の生き方改革が必要です。

仏教の教えには、三法印(さんぼういん)と呼ばれる以下の3つの真理がありました。

 

 

1、諸行無常(しょぎょうむじょう):諸行無常とは、「この世に固定的な存在はなく、全ての事象は死滅に向かって変化し続ける」という意味です。命あるものは必ず死ぬということです。

2、諸法無我(しょほうむが):「諸行無常であるがゆえに、絶対固定的な、わたし、もまた無い」という意味です。しかし、ブッダは、弟子に絶望感を与えるために危機感を与えたわけではありません。諸行無常自分自身もまた、固定化したものではなく、自在に変化する可能性を持っていることが分かるからです。

3、涅槃寂静(ねはんじゃくじょう):「諸行無常」と「諸法無我」を徹底的に納得させると、人生のあらゆる変化、想定外の変化にも、希望を失わず、心を穏やかに過ごせるようになる。それが涅槃寂静の意味です。

時代も、政治も、会社も、仕事も、周囲の人間関係も、私たち自身も、時々刻々と変化し続けています。いい学校に入って、いい会社に入れば、一生安泰であると幻想を抱いている人に、「現実を見据えて、生き方を改革せよ」と説いたのがブッダなのです。

好き嫌いによって、仕事や会社を選ぶように、会社や顧客もまた、自分を選んでいるのです。幸い、労働基準法などの法律によって多くの人が守られていますが、人間が人間を雇用しているのですから、それが現実です。

 

 

日本はバブル崩壊以降、イノベーションが起こらず、先進国の中で最も生産性の低い後進国に成り下がっています。イノベーションが起こらないのは雇用の流動性のなさです。

中間マージンだけで利益を得る中抜き業者の多いことや同じ仕事しているのに正社員というだけで給料が高いことなど無駄が多いです。

45才定年制について、これを支持する人と支持しない人が立場によってはっきり分かれていることです。

支持する人は、経営側に立つ立場の人間で、社員の生産性を上げたいわけです。雇われサラリーマンも出世して経営側に立てば自然とこの言い分に対し賛成となるわけです。

支持しない人は、会社とういう村社会にしがみつく人達です。その一部に足を引っ張りあったり、人の陰口をたたいたりすることにより、常に後ろ向きで閉鎖的な組織を形成しています。こういう人たちは第三者から見てもやめてもらった方が良いと思います。

百害あって一利なしです。ついでに言うと、45才定年制に反対している人は大概FIRE批判している人たちです。会社にしがみつくしかないのでしょう。経済的に自立することで、会社に依存するのではなく、自分の人生は自分の裁量で決めることを若いうちから取り組むことをお勧めします。

 

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