氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「株価が高いから」と投資しなければ好機を逃す

「投資はできるけれど、売買タイミングを間違えてしまった」という経験がある方もいるでしょう。その失敗を最小限にとどめるための方策はいくつかあります。

そのうちの1つが、今と似たような動きが見られた過去のチャートを分析することです。

一見小難しく思えても、景気サイクルなどと紐づけて考えれば、経済のしくみは意外とすっきり理解できるのです。

アメリカに比べてパッとしないと言われてきた日本の株式市場ですが、私はこれから本格的に回復してくるのではないかと見ています。

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が日本株に14年ぶりの大きな買いを入れたことも根拠の1つです。  

さらに、NYダウと日経平均の推移を重ね合わせると、日本はバブルの崩壊、アメリカは1929年の世界大恐慌による株価の大暴落を経験しており、なおかつ大暴落前に株価が高値をつけたという共通点があります。

そこで「もしかしたら同じような動きをしているのではないか?」と考え、重ね合わせてみたら本当にその通りでした。  

暴落前の最高値から最安値までの下落率は日経平均が81.9%、NYダウはさらに激しく89.2%に及んでいます。

しかも、1929年9月の世界大恐慌直前のNYダウ最高値は381.17ドル。対して日経平均は1989年12月の3万8915円。

当時のNYダウに100をかけると、1989年の日経平均に似た数字になります。最安値までのスピードは、NYダウが3年でわりと速かったのに対し、日経平均はかなり時間がかかって2009年3月となっています。

では、最高値を更新するまでの期間は、NYダウは世界大恐慌前の最高値を更新するまで25年強かかっています。  

日本は今、最高値から33年10カ月のところにいます(2023年10月時点)。株価の動きとしては、NYダウに置き換えると1954年5月のころに近いです。

NYダウはこのわずか6カ月後に高値を更新しました。  

そこで、日本もここから半年後には高値を抜く可能性があります。ただしNYダウが高値を更新するまでの期間が25年だったのに対し、日本はすでに33年かかっているわけですから、動きは似ていても3割増しくらいの期間がかかると考えたほうがいいかもしれません。

さらに日経平均はいったん最高値を更新すると、そこから加速度的に上がるのではないかということです。

NYダウは、世界大恐慌前の最高値から最安値まで値幅で340ドル下落しました。  

ところがいったん最高値を更新するやいなや、下がった分を倍返しする勢いで上がっていきました。倍返しまでの期間は3年3カ月です。

株式市場がここまで大きな暴落をして回復した例は、世界広しといえどもNYダウの1929年の記録的大暴落と、日本のバブル崩壊による株価下落の2例しかないのです。

しかも、株価チャートの形が酷似しています。だから1929年のアメリカと似た動きをするのはほぼ確実と見ています。  

日経平均の下げ幅は、3万8915円-7054円=3万1861円この分を倍返しするとしたら、7万0776円! 「日経平均、一気に5万円超え」も夢ではないと私は思っています。

そして、倍返しの始まるタイミングにいる今こそ、株式投資の始め時と言えるでしょう。  

2022年の大納会(12月30日)の終値は2万6094円。その後、多少のジグザグはありますが、ほぼ右肩上がりに伸びています。

2023年10月13日時点の終値は3万2315円ですから、約24%上昇したことになります。 このことから「もう株価は上がってしまっているから、今から始めても無駄なのでは?」と考える人も少なくないかもしれません。  

ですが、そんな考え方をするのはやめましょう。いくつかの大型株はもう上昇基調(基調とは相場の大きな流れのこと)に入ってしまっているので、今から大底を狙う(=最安値を狙う)のはそれこそ無理というものです。

すでにそんなことを言っている場合ではないのです。  

とはいえ、株価は一直線に上がっていくというものでもありません。上がったり下がったりジグザグを描きながら上がっていくので、いったん上がった株価が下がってくるのを待って買うというやり方もあります。これを「押し目買い」と言います。  

日経平均で見れば、もうすでに大相場がスタートしているところなので、こういうときは上がったものを買う「順張り」でいいのではないでしょうか。  

一方で、下がったものを買う「逆張り」ができるのであれば、中小型成長株の多くは大きく株価が下落していますのでチャンスかもしれません。

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