氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

優秀な人が組織に潰されないようにするには

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無能な上司が多いのは、残念ながら事実です。そうした組織を、優秀な人が1人で変えるのも難しいといえます。

無能な上司の精神構造は、未熟型うつの特徴と似ています。未熟型うつの事例にみられる特徴は、不健全な自己愛です。

つまり、根拠のない万能感があり、内省がなく、他罰的です。自分をとりまく状況を両極端に決めつけて、いつもゼロか百かの思考で判断し、他人の気持ちが分かりません。

そのため、情緒的に他人とつきあうことができず、うまくいかなくなると、逆ギレしたり、怒鳴り散らしたりするなど、赤ちゃんが困った時に「ギャーッ」と泣きわめくような行為「赤ちゃん返り」を起こします。

また、無能な上司は自分とは異なるタイプの部下を排除しようとするため、職場における人材の多様性を脆弱なものにしてしまいます。こういう職場ではイノベーションは起こりません。日本が低成長国になった要因でもあります。

さらに会社が、縦・横の根回しが必要な規模に成長すると、そもそもイノベーションを起こせる人材が社内からいなくなっていることがよくあります。それは、優秀な人が社内で評価されないために、社内で腐ってしまうか、さっさと辞めてしまうかだからです。

優秀な人が潰されないためにできることを、いくつか挙げます。

①面倒なことはなるべく引き受けない

 優秀な人は仕事の効率や周囲の状況を考えて、自分で仕事を買って出るケースが少なくありません。しかし正当な評価を受けられない職場でどれだけ努力しても、自分にメリットはありません。 つまり職場ではなるべく、面倒ごとを引き受けないことが大事です。本来やるべき人に、やるべきことをしてもらうと割り切ることです。

 

 

②理解のある人に相談する

 社員数が多い企業に勤めている場合は、自分の所属部署以外で働く、理解ある人に相談するという方法があります。相談相手が優秀な人なら、適切なアドバイスをくれるはずです。 直属の課長を飛び越えて部長に相談すると別な形で報復される可能性がありますが、他部署であればそうした被害を最小限にできます。

③仕事以外の場で能力を活かす

 優秀な人の能力が発揮されるのは、職場だけではありません。近年は会社員の副業を推進する機運が高まっているので、自分の能力が発揮できる場を見つけるのも選択肢の一つです。 またボランティア活動や趣味の場で、活躍するのも良いです。職場ではほどほどにがんばり、自分が正当に評価される場で能力を発揮するのです。

④上司に気に入られるような社員を演じる

 職場での評価は、大半が直属の上司が行います。もし上司が無能な場合は、仕事で成果を上げることより、気に入られることを重視することをおすすめします。 無能な上司でも可愛がられていれば、昇給や昇格ができる可能性が高まります。上司が求める社員を演じることです。

 

 

⑤仕事において完璧を求めすぎない

 優秀な人は、仕事に完璧さを求める傾向が強いようです。そのため自分に対してだけでなく、他人にも厳しくなってしまうと、職場で軋轢を生んでしまいます。 そのため、優秀な人自身が仕事に完璧さを求めすぎないよう、配慮することも大切です。ほどほどの成果でも納得することです。

⑥自ら組織改革に着手する

 勤務している会社や仕事から離れたくないと考えているなら、職場を敵に回す覚悟で、自ら組織改革に着手するのも選択肢の一つです。上司や同僚はもちろん、一時的には経営者との軋轢が発生する可能性が高いです。

⑦健康・精神を崩す前に転職する。

 優秀な人が自分なりに努力を続けても、職場の雰囲気を変えられる保証はありません。その結果。自分の心身が不調になる人も少なくないのです。 自分が心身共に健康でいられない職場だと思うなら、体調を崩す前に転職することをおすすめします。逃げるが勝ちです。

優秀な人は潰される前に、自分の処し方を考えるべきです。その職場に適応するのか、自分を守る手段に打って出るのかあるいは資産運用で資金を確保して経済的に自立できれば縁を切ることです。

 

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