氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

芸能界と反して、一般社会では、男性が大幅に年上の「年の差結婚」は減少傾向

芸能ニュースを見ていると、男性年上の「年の差結婚」は多いように感じられますが、実は一般社会では、男性が10歳~15歳年上の「年の差結婚」は最近は減少傾向です。

芸能人の場合、10代からお仕事に向き合ってきた方が多く、女性側は年齢に対して経験豊富で、内面が大人びているからこそ、年の差を感じにくいことが伺えます。

また男性側も、高収入で美意識が高いだけでなく、才能を開花させ、見た目も感性も若々しい方ばかりなので、一般社会とは違った尺度やマッチングが有り得ているとも言えます。

平成21年に結婚した初婚夫婦のうち、19%が同じ年の夫婦で、0~3歳差までの夫婦の割合は、実に全体の69%を占めています(厚生労働省調査による)。

一方で、夫が7歳以上年上の夫婦は全体の10%、妻が4歳以上年上の夫婦は全体の6%です。この結果から、3歳以上の差がある夫婦は珍しいことが分かります。

コロナ以降、より同世代婚が増え、男性が大幅に年上の「年の差結婚」は減少傾向です。むしろ女性が2歳程度年上の姉さん女房は増加傾向になっています。 今回は芸能界で話題になっている「年の差結婚」について、一般社会での状況とその背景をお伝えします。

なぜ男性年上の「年の差結婚」が減っているのでしょうか?

まず、女性の社会進出により、共働き世帯が増え、男性と対等でいたいという女性の意識が強まっていることです。

具体的には、「結婚したら一緒に成長していきたい」「同じ価値観で子育てや家事を分担したい」「自分の仕事や働き方を理解してほしい」と考えている女性が増えていることがあります。

もうひとつは企業勤務の場合、定年問題があります。芸能界は定年がない仕事で、人気のある方は収入も桁違いに高いので一般社会とは異なりますが、例えば会社員男性が43歳で結婚、46歳で子供が産まれた場合、子供の大学在学中に定年の65歳を超えてしまいます。

共働き想定の女性は自分も家計を担うため、「夫の定年後、自分一人で家計と教育費を払うことになる。夫婦の老後資金は大丈夫だろうか?」とリスクを考え、避けたがるようになりました。

また、資産があったとしても、体力勝負の子育て期間に、夫は50代半ばという現実も突き付けられるでしょう。 大幅な年の差があり、女性がお若い方の場合、親の反対で破談になることも少なくありません。

育児のタイミングと、男性側の両親の介護のタイミングが重なることを危惧する親御さんも多いでしょう。実際は、男性の親の介護を妻が担うことは少なくなってきているのですが、育児や介護についてはしっかり話し合っておきましょう。

早い段階で両親と交流し、関係を深めて説得を進めるのが良いでしょう。

共働き時代、男性40歳は“婚活の崖” があります。

こうした年の差結婚の芸能ニュースがあると、現状を理解出来ていない40歳~50歳、あるいはそれ以上の男性が、20歳以上年下の女性を希望して婚活現場に殺到します。

確かに10年前にはそういったマッチングもよくありましたが、今は女性が将来を現実的に考えるようになり、経済力があってもそれだけでは年の差リスクを乗り越えられなくなってきているのが現実だとお伝えしています。

また、女性が高年収を希望した結果として年の差のある相手とマッチングしたものの、ジェネレーションギャップのある価値観や態度から、「会社の上司のように見えてしまい、結婚相手とは思えなかった」と言う方も少なくありません。

デートでも、相談なくコース料理を予約して「ごちそうしてやった」という態度がモラハラのように感じた、と嫌がる女性もいます。

男性が年齢を重ねても経済力・包容力・容姿の良さなど全てを持っていて、高圧的な態度を取ることなどもなく価値観が古くなっていません。

女性が年齢以上に精神年齢が高く、世代間ギャップがない、もしくは世代間ギャップを居心地がいいと思える。その2つが揃って初めて成り立つのが年の差結婚です。

こういった条件の一般男性は非常に少ないですから、上記を満たすような芸能人とは違って、一般社会では40代以上になると男性も現実は難しいものです。

男性にとっても「40歳」がひとつの“婚活の崖”となっていることをお伝えしておきます。

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