氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

分散投資ではお金持ちになれない、投資家として成功を収める唯一の方法

投資に重要なのはタイミングである。基本の心得は「安く買って、高く売る」です。

今さらそんなわかりきったことを言われても、と困惑するかもしれませんが、現実問題としてこれができていない人は多いのえす。  

ほとんどの投資家は強気(ブル)相場にばかり目を向け、弱気(ベア)相場を見ようとしません。

特に日本人は、相場が過熱してから、我も我もとマーケットに入ってくる傾向があります。  

常に「どこがベア相場か」を気にかけないといけません。人々が過熱しているときには、冷静に底値を探すのです。  

みなが絶望的になっているときに、人々が目を向けていない将来有望で割安な投資対象を見つけるのです。  

人々が目を向けない割安な商品に投資をするからリターンも大きいのです。  

あるいは、東日本大震災日本株がパニック売りされたときにも日本株に投資を行い、確実なリターンを上げることができます。

人々が熱狂しているときこそ、かえって慎重になるべきです。  

思えば1989年、日本経済は非常に高揚していて、不動産の価格は上昇し、皇居の地価はカリフォルニア州全体よりも高くなったと言われました。

その状況を見て、不穏な兆候を感じ取って、十分に情報を得れば、商品が異常に高くなっているのか、安くなっているのかを知ることはできるはずです。  

多くの人々が悲観しているときは、相場に挑むべきです。  

1945年当時、ドイツという国の将来を楽観視している人は非常に少なかく、ドイツ人はもとより、世界中の多くの人がドイツの行く末を悲観していました。

当時、ドイツについて言及していた記事や手紙を読めば、人々が悲観的だったことがわかります。  

悲観的だから必ず投資すべきとはいえませんが、十分な投資チャンスがあることはたしかです。  

重要なのは、ただ安い株式や商品を見つけるだけでなく、その将来性を考えることです。将来性を測るには、大きな視点で変化をつかむ必要があります。

それは指導者の言動であったり、起業家の行動だったりします。  

いずれにせよ、安くてポジティブに変化するものを見つけることができれば、満足のゆく結果を得ることができるでしょう。

投資では、一般的にリスクを減らすために資金を分散させることが有効だとされています。

分散投資をするのは個人の自由だが、分散投資ではお金持ちになることはできません。  

「卵は一つのカゴに盛るな」というのは投資の世界で使い古された格言です。

要するに、特定の対象に投資をするのではなく、投資先を複数に分け、リスクを分散させたほうが良いという教えです。  

しかし、本当にお金持ちになる方法は、集中することであり、卵を一つのカゴに入れることにほかならないのです。  

たとえば、日本がバブル相場になる前に日本株に集中投資を行い、バブルが崩壊する前に売却し、アメリカのIT株を買って2000年頃に売却していれば、その人は大金持ちになれたはずです。  

ただし、卵を入れるカゴは「正しいカゴ」でなければなりません。

カゴの選択を間違うと、一瞬にしてすべてのお金を失ってしまうのです。  

だから、卵を一つのカゴに入れるだけでなく、カゴを吟味する必要があります。  

カゴの選択を間違わないためには、わかるものだけに投資することが大事です。

投資家として成功を収める唯一の方法は、自分自身がよく知っているものに投資することです。

成功への一番の近道はこれしかありません。 

誰でも、よく知っている分野や業界、国があるでしょう。

別に特定の分野に精通している必要はありません。  

スポーツでもファッションでも、車でも何でもかまいません。スポーツに詳しい人はスポーツ関連の分野に投資すればいいし、車が好きなら自動車関連の分野に投資をすればいいのです。  

それは投資する金融商品についても同様です。

株式の仕組みをよく知らない人は株式投資をすべきではないし、不動産に疎い人は不動産投資をしてはなりません。

債券についてよくわからない人が、債券に投資をするのは間違っているのです。  

逆に不動産が好きで、いつも物件を見ている人は、不動産投資を行ったほうがいいです。  

もともとよく知っている企業や業界、国について、さらにリサーチを行った上で投資をすれば鬼に金棒である。それが成功への一番の近道です。  

よくわからない分野で投資をしたいなら、徹底的に勉強をすればよく、徹底的に研究し、エキスパートになって初めて投資の資格が得られると考えたほうがいいです。  

しかし、リサーチや勉強が面倒に感じられるなら、最初から投資に手を出すべきではありません。  

多くの人がテレビやインターネットの情報を鵜呑みにして「あの株は買いだ」「3万ドルまで上がる」などと安易に投資を行っていますが、投資はそれほど簡単ではありません。

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