氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「中年男性高学歴難民」の深刻実態、会社が採用したがらない「納得の事情」

学歴があれば「勝ち組」なのでしょうか?
学歴はあるけれど、賞味期限が切れていて買い手がつかない? 一時はエリートと呼ばれ、順風満帆な人生を歩んでいたかと思えば、30歳を過ぎてもまだ無職……。
長年の努力は評価してもらえず、居場所を求めてさまようことになってしまった「高学歴難民」です。
法科大学院などの専門職大学院への進学や海外留学は、一見、カッコよく思われますが、むしろ就職の機会を逃し、高学歴難民を生み出してしまうこともあります。
学歴は、称号として経歴を飾るどころか、「烙印」にさえなりうるのです。
学歴社会が崩壊に向かう現代、ありすぎる学歴はむしろ成功を遠ざけるのでしょうか。
月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職……
なぜ高学歴でも生きづらいのでしょうか?
『高学歴難民』の事例では、大学院入学の選択が難民化の分岐点になっているようです。
進学理由は、「社会を変えたい」といった高い志からというより、しゅうしょくかつどうのタイミングを逃した、就職試験に落ちた」といった、モラトリアムとしての大学院生活が、しゅたる目的だと語っている人は少なくありませんでした。
そんな不純な動機だから、難民化するのだと、世間様からお叱りを受けそうですが、長期の大学院生活を経て、研究職に就いている人の中にも、会社員になりたくなかった、まだ働きたくなかったなど、社会に出る準備ができていないために、大学に残ったという人もいます。
行き当たりばったりの選択が、必ずしも難民化を招くわけではありません。
家庭の事情や体調の変化、人間関係のトラブルなど、綿密な計画を立てていたとしても、さまざまな要因から計画が狂うことはありうるのです。
一流大学でいくつもの学位を取得しながら、1000万円の借金返済のために、フリーター生活を続ける、博士課程難民のAさんは、行く先々で嘲笑の的となり、貧困から抜けだしたいと参加したグループでは、実家で衣食住に窮することのない生活状況を、甘えていて情けないと非難され、学歴がなくとも、著書を持ち、既に一定の社会的影響りょくを有する活動家からは、大学院生活という十分な時間と、機会を与えられていたにもかかわらず、自分の足元にも及ばない存在だと侮辱されます。
落ちるに落ちられない、上がるに上がれないというAさんの嘆きは、社会的弱者として救済される権利も、社会人として自立した生活を送る権利も、自分には与えられていないという絶望を感じます。
虐待や貧困など、自分では選択できない環境によって、教育の機会を奪われている人々にさえ、自己責任論が突き付けられ、救済が後回しにされている現在、高学歴難民の事情まで汲み取ることができる人は、そう多くはないでしょう。
高学歴難民同士が、悩みや情報を共有し、難民生活を共に支えあうコミュニティーが必要だと考えます。
高学歴難民が社会的に孤立する要因として、連帯することの難しさがあると思われます。
とりわけ、男性難民は学歴のプライドに加え、男としてのプライドの高さが連帯を妨げ、孤立を招いていると感じます。
プライドが高いというのは、裏を返せば自己肯定感が低いのです。
現状を周囲に知られたくないゆえに、えんぽうにまで移住する人も少なくなかったのです。
元々、集団生活に馴染まない人も多く、他のマイノリティーのように、連帯を呼び掛けたり、高学歴難民として、アクションを起こしたりする人は、なかなか出てこないのかもしれません。
法曹難民のBさんやCさんのように、結婚がエスケープルートになるケースも多々あります。
専業主婦を選択したBさんのような女性は珍しくない一方で、法曹資格を取得した妻の下で働く、Cさんのような男性への評価は厳しく、Cさんの60代の両親は、せけんていが悪いと、未だに転職を進めてくるそうです……。
秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さんの夫・小室圭さんも、米国の司法試験に合格するまで、「ロイヤルニート」などと揶揄され、激しいバッシングにさらされていました。
それでもCさんは、他人に陰で何を言われようが、安定した給料をえて、パートナーと共にいる人生の方が、高学歴難民より何倍も幸せだと主張しています。
年齢が上がれば上がるほど、女性に仕事を世話されたくはないと、拒絶反応を示す男性難民は多いです。
しかし、若い頃より、就職の選択肢が減るのは、年齢が上がってからです。
友人にも恋人にも頼ることができず、親も高齢化している中年男性高学歴難民が、最も孤立しやすく、エスケープルートが見つけにくいと言えます。
刑務所しゅっしょしゃの中年男性の就労支援を比較しても、はるかに就労のハードルが高いのは、圧倒的に、中年男性高学歴難民です。
会社が嫌がる理由は、肉体労働が続かない、事務処理能力が低い、コミュニケーションができず、独断で進めてしまう、相手にミスがあれば過剰に責めるなど、こうした特徴は、加害者となった高学歴難民の事例からも読み取ることができるでしょう。
昼夜逆転の生活に慣れた高学歴なんみんに関して、規則正しい生活を送ってきた刑務所から出てきた、出所者より、集中力に欠けると指摘されたことがあります。
就労意欲も高いとは言えず、最も就職が難しい人々かもしれません……。
苦境に立たされている高学歴難民もまた、現状を恥だと感じるゆえに、SOSの声を上げることが難しく、同情されるどころか、ときには嫉妬され、さらなる窮地に追い込まれている人々が後を絶ちません。
生活に困窮し、精神のバランスを失い、孤立せざるを得ない高学歴難民は、現代の新しい社会的弱者といえます。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村