氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「待機老人」が激増…老人ホームに入れない「認知症患者」が「精神病院」に送り込まれる

精神科病院の側には病床が余りがちなことから、空いたベッドを認知症患者で埋めようという思惑もあるようです。

もともと精神科病院には、統合失調症の患者が多く入院していました。しかし、近年は薬物療法などで統合失調症の患者でも入院しなくていいケースが増えてきています。

仮に入院しても、短期入院の傾向がある。そうすると、精神科病院の病床は空いてしまいます。病院経営のために、認知症の患者を入院させて、病床を埋めようと考えるところがあるのは事実です。

入院していれば診療報酬の点数、つまり収入になります。  

ただ、認知症の方が精神科病院に入院すると、症状が進行してしまうことも少なくありません。家族には、その点も説明していますが、それでも入院させることが多い。認知症の方を受け入れる余裕がない施設と、空きのある病院の利害が一致しているとも言えます。

では、どういった人が、精神科病院に入院することになりやすいのでしょうか?

大声などで近隣に迷惑をかける、暴力を振るうなど、家族や施設の力が及ばない場合はやむなく精神科病院に入院してもらうしかないケースもあります。  

たとえば、グループホームで暮らしていた82歳の女性は、夜中に歩き周ったり、他の人の部屋に入ったりしてしまう問題がありました。  

夜に眠れるよう、日中に出かけたり、料理や裁縫などに取り組んでいただいたりして、さまざまな工夫をしてみたのですが、なかなかうまくいきません。

夜勤は一人のため対応に困ってしまい、精神科病院に入院せざるを得ませんでした。  

徘徊だけでなく、冒頭のような暴力が原因で精神科病院に入院してしまうケースもあります。  

あるいは、家族などの介護者が面倒を見きれず、病院に預けたほうが楽だと考えるケースも少なくありません。

一時的に入院してもらうことで、家族はゆっくりできる。暴力を振るわれることや、近隣への迷惑もなくなります。

なので、結局そのまま預けっぱなしになってしまう場合もあるのです。  

ほかにも、家族のサポートがないと、なかば捨てられるような形で、精神科病院に預けられてしまうこともあるといいます。

親子関係が悪いと、世帯分離されて生活保護を取らされ、年金の範囲内で『自分でなんとかしてくれと放置されているケースもあります。

悪質な病院に捕まって、薬をたくさん処方され、入院させられっぱなしになって、おカネをむしられ続ける人もいます。

精神科病院に入院するとどんな暮らしが待っているのでしょうか。

近年、問題視されているのが、「身体拘束」です。暴れたりする認知症患者を、致し方なく縛り付けることです。  

両手足のほか、腰も固定され、寝返りもできません。

2016年に11病院を対象に調査したところ、身体拘束の平均日数は、96.2日でした。これは世界に類を見ないほどの長期間です。中央値は21日なので、実態としては3週間近く身体拘束されることが多いようです。長い人だと年単位で身体拘束されている人もいます。この調査で、身体拘束の最長は1096日でした。

また、中には劣悪な環境の精神科病院もあるといいます。

精神科病院は、一般的な病院よりも医師や看護師が少なくてもいいという『精神科特例』があります。

ある病院では、夕方になると患者を順番に縛っていきます。

なぜかというと、夜勤の職員は看護師と無資格者の2人しかおらず、その3人で50人を見なければならないからです。

夜中に個別にトイレに連れて行く対応などはできないので、縛っておむつを穿かせるということが横行してしまいま。  

閉鎖病棟になっている精神科病院は、病院関係者以外は入ることができず、外部の目が届きづらいのです。

そうした環境そのものにも問題が多い、との指摘もあります。  

そんな環境で生活することが、果たして治療と言えるのでしょうか。携帯電話も取り上げられ、テレビはホールに1台の病院もあります。これでは症状も悪化していきます。

精神科病院は、いわゆる一般科の病院と違って家族が見舞いに来ないケースが多いです。そして、最期は”死亡退院”となってしまうのです。  

どうすれば、こうした人生の終わり方を避けられるのでしょうか。

自分が認知症になったときのために、事前に近隣の施設を調べておくのも手です。

自治体ごとに地域包括支援センターがあり、誰でも相談ができます。

ケアマネージャーから、近隣の施設の入居条件や金額など、具体的なアドバイスをもらうことも可能です。

施設の大半は見学を受け入れているので、実際に見に行ってみるのもいいでしょう。  

自分の力で判断できなくなる前に動き出さなければ、待っているのは悲しくつらい末路でしょう。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村