富裕層とは1億円超の資産を持つ人、資産だけ見れば、人生においてはまぎれもない「勝ち組」に当たります。
羽振りがよく、豪邸に住み、ブランド服を着て、高級外車に乗る。そんなイメージがあるでしょう。
普通、お金持ちの人というのは派手な生活をされているという印象があって、たくさん稼ぐけれどもその分たくさん使う、という印象を持っているものです。
ただ、基本的な生活ぶりはそんなに変わらず、特にぜいたくしている感じはなくて、見た目的にも本当に普通の方という印象です。
特に大きな散財をしている印象はなくて、むしろ質素倹約に、絞れるだけ絞って必要最小限の生活費でやりくりされている印象です。
服はカジュアルなファストファッションで、自宅にはあまりモノがない。パッと見では富裕層と分からない姿です。
そうした富裕層からは、一般のサラリーマンが学ぶべきノウハウも多いです。
例えば、お金の管理について、普段のお金の出入りをきっちり管理されているご家庭が多いです。
例えば、通帳の記帳をこまめにしていて、これは何に使ったものだとかメモされていたり、別途家計簿をつけられていたりします。
一般の人よりもむしろ普段のお金の細かいところまでチェックしています。お金に踊らされない感じで、収入が増えたからといって、支出を安易に増やさないのです。
コツコツと貯蓄し、むだな金は一切使わず、塵も積もれば山となります。
まさに富裕層から学ぶ「一生お金に困らない習慣」の基本です。
なので自然とお金が貯まっていくのです。
高齢になって年金暮らしでそんなに大きな収入のないご家庭でも、収入の範囲内で生活を賄っているので、結果的にお金がだいぶ増えた状態でお亡くなりになります。富裕層の共通点です。
また、富裕層は、住宅や土地を先代から引き継いでいるため、そもそも住居費で悩むことが少ないといいます。
どうすれば億万長者に近づくことができるのでしょうか。
キーワードは「投資」「独立」「人間関係」の3つです。
まずは投資。これは富裕層が資金を惜しまないことの一つです。
株式、不動産投資…。定期預金に預けるだけで金利の恩恵を得られたのは過去のことです。“失われた20年”で経済も低迷する中、早い時期から資産を運用することでその価値を何倍にも高めることができます。
今は特にiDeCo(イデコ)やNISAなどで政府も積み立て投資にうまく乗っかる形で、ある程度のお金を長期的に運用することです。
20年30年先ぐらいまで積立投資を続けるぐらいやってうまくいけば、いずれ億単位の資産までいけます。
分散投資という形でコツコツ育てていくのが結局一番強く、確かに着実に含み益が増える可能性は高いです。
また、仕事においても、富裕層のキャリアには共通するところがあり、自営業者が多いのです。
一つの企業で終わるのではなく、独立したり、起業したりして、複数のキャリアを歩んでいます。
富裕層の方々は、単一のキャリアだけで富を築いたわけじゃないのです。
例えば新卒で大手企業に入ってそのまま勤めただけでは、なかなか億万長者まではいけません。
ですが、途中でどこかで勇気を出して独立をすれば収入を大きく増やせるかもしれません。
人がやらないことをやってみて、何回か失敗するにしても、チャレンジを続けて最終的に成功することができれば、サラリーマンよりも多く稼げる可能性が広がってきます。
終身雇用形態が崩れ、副業や兼業が認められる時代になっています。
自分でチャレンジをして、経済的に豊かになって家族の生活を守っている人がこんなにもたくさんいるんだということを知ることです。
そして、最後は人間関係です。 自分一人の力では新しい可能性にたどり着けません。
人から影響を受けて、人から『あなたはこういうことがいいんじゃない』って言われたときに、それに足を踏み入れてみることで、視野が広がり自分が思いもよらなかった可能性に導かれていく。そういう意味での人のつながりが人生を左右します。
会社の人間関係だけで、そこから出ようとしなかった。何も変化がありません。
一歩飛び出す意味でライタースクールに入ってみたり、異業種交流会に出たりすると、そこから新しい道が広がっていって、結果的に大きな収入につながるようなこともあります。
そのためには、まず自分を知ってもらうための努力も必要です。
自分がどういう人間であって、どういうことをやりたいのかというのを、できれば何かしらの形で表現した方がいいです。
SNSとかブログでもいいと思います。
まず自分が何者かっていうところを明らかにしないと、周りの人も動いてくれないと思うので、そこはまず自分で決めちゃうことが大事なのかなと思います。
節約上手な富裕層ですが、ためた財産は効果的に使っています。
普通の人よりもお金をかけているのは教育費です。子どもはもちろん、孫に教育費を出すことも結構よく行われていますし、あとはお子さんが家を建てるときに頭金としてまとめてポンと1000万円を出してあげるような、そういう気前の良さがあります。
庭の手入れに、大金をつぎ込む富裕層もおり、教育費や庭の手入れというのは、お金かけたあとまたしばらく残るものです。
お金を払った後、効果が長続きするようなお金の使い方を実践しています。
むやみに散財するのではなく、賢く使います。ここにも、億万長者の哲学があります。
また、意外な共通点としてはペットで、よく見たのは室内飼いの大型犬です。ペットと一緒に暮らしている富裕層が多いのです。
富裕層は子どもが独立しており、夫婦で暮らしているケースが多いです。
犬なので毎日散歩に行く習慣ができて、日々時間の使い方や健康にいいメリットがあるります。
一方で、一般人がまねしてはいけない富裕層の習慣もあり、富裕層の中には借金を使って投資をしている人もいます。
一般の人がこれをやったら絶対ダメで、借りた金額の分、金利を返済しなきゃいけないリスクを負うことになります。
資産や財産は生活の中で大切な要素の一つです。人生に彩りを添えることは間違いありません。
ただ、それがすべて幸せにつながるとは限りません。
お金持ちに対するうらましいなという感情は、元々あったと思いますが、資産家の方を知れば知るほど、お金持ちにはお金持ちならではの大変なことがいっぱいあります。
一つ言えるのは、自分でお金をコントロールできているという感覚を持っている人は、持っている資産によらず幸せなんだと思います。
自分がどれぐらいのお金を持っていて、どういうふうに使っていけばいいかをコントロールできる、つまり、その生活に安心感がある人です。
お金持ちの中にもできている人できていない人がいるので、その辺がポイントになってくるのかなと思います。
富裕層であっても、そうでなくても、心穏やかな生活を目指していきたいものです。