氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「貯蓄ゼロ」の世帯は30~70歳代とも約20パーセント?物価高に試したい貯蓄対策

相次ぐ物価高にともない、節約と貯蓄を意識しはじめた方も多いと思います。 特に2023年2月は「値上げラッシュ」の月とも呼ばれており、例えばマルハニチロは家庭用食品と業務用食品を2月1日納品分より価格改定を実施すると公表しました。

 他にも多数の企業で続々と値上げが公表されています。 結婚に出産、ローンや教育費の支払いで貯蓄がゼロの世帯にとっては、非常に頭の痛い問題です。

今回は、30~70歳代で貯蓄ゼロの割合、および物価高に試したい貯蓄対策を紹介します。

金融広報中央委員会が2023年2月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果」によると、30~70歳代で金融資産非保有の割合は以下のとおりです。

 

 

・30歳代:23.9%  

・40歳代:26.1%  

・50歳代:24.4%  

・60歳代:20.8%  

・70歳代:18.7%

30~70歳代でおよそ2~3割が貯蓄ゼロ世帯という結果になっています。 ここで、30~70歳代の二人以上世帯貯蓄の平均値と中央値も見てみましょう。

・30歳代:平均値 526万円・中央値 200万円  

・40歳代:平均値 825万円・中央値 250万円  

・50歳代:平均値 1253万円・中央値 350万円

・60歳代:平均値 1819万円・中央値 700万円

・70歳代:平均値 1905万円・中央値 800万円

年代が上がるにつれて平均値・中央値ともに上がっていますが、貯蓄ゼロ世帯も2~3割ほどいることから、貯蓄額で大きな差が生じているのが分かります。

特に40~50歳代に貯蓄ゼロ世帯が多いのは気になります。 この世代は、いわゆる「就職氷河期世代」であり、就職難からキャリアに影響が出た人が少なくありません。

また住宅や車のローンと子どもの学費で出費が多い年代でもあるため、貯蓄が難しいのだと考えられます。

 

 

どの世帯も節約意識が高まっていると思いますが、やりすぎるとモチベーションが続かなくなってしまいます。

そこで、ポイントを押さえた効果的な貯蓄・節約対策を紹介します。 ぜひ参考にしてください。

・先取り貯金をする

・不要な「月額使用料」を見直す

・「チリツモ出費」を減らす

・保険料や保障内容を見直す

・なるべく家族全員が同じ部屋で過ごす

・買い物はコスパを意識する

先取り貯金をする 貯蓄の第一歩に効果的なのは「先取り貯金」です。

最初は小さな金額でも、この後で紹介する節約方法でお金が浮いたら、先取り貯金できる金額も増えていくでしょう。

定期積立・つみたてNISA・iDeCoなど、毎月一定額を口座から引き落とす方法なら、自動で貯蓄ができて便利です。

さらにつみたてNISAやiDeCoなら、資産運用しながら貯められるほか、運用益の控除などのメリットもあります。

ただし、つみたてNISAやiDeCoは元本割れする可能性もあるので、利用する前に制度内容をある程度把握しておきましょう。

不要な「月額使用料」を見直す なんとなく支払い続けている「月額使用料」も、数年単位で見るとかなりの出費になります。

・使っていないサブスクリプションの利用料

スマホのオプション契約

・月額課金の有料アプリ など

例えば、ほとんど利用しなくなった月額1980円のサブスクリプション契約を1年間放置するだけでも2万3760円、2年放置すると4万7520円もの出費につながります。

「いつか使うかも」で毎月支払いを続けているサービスがあったら、すぐに解約してしまいましょう。

たとえ小さな出費でも、積もり積もれば浪費につながります。

 

 

以下のような「チリツモ出費」に心当たりがある方は、明日から出費の回数を減らす工夫をしてみましょう。

・コンビニで余計な買い物をしてしまう

・銀行ATMでよく手数料を支払っている

・送料無料ラインに到達するまで買い物をする

・ネット通販の割引セールで衝動買いする

・ゲームアプリでの課金 など

 生命保険・損害保険・火災保険は、ライフステージの変化に合わせて見直しておきましょう。

保険を見直すことで、場合によっては保険料を下げられます。 ただし節約目的で保障を削りすぎてしまわないよう注意が必要です。

場合によっては他社の保険と比較したり乗り換えたりもしますが、どういったプランが最適なのかが分からない時は専門窓口などに相談してみましょう。

なるべく家族全員が同じ部屋で過ごす 家族がリビングに集まる時間が増えると、光熱費の削減が期待できます。

それぞれの部屋で過ごすと、エアコンやテレビなどの電気代がかさみますが、同じ部屋で過ごしていれば節約につながります。

また、家族で過ごす時間が増えると絆が深まり、家庭内の節約意識向上も期待できるでしょう。 買い物はコスパを意識する 節約スイッチが入ると、とにかく1円でも安いものを買おうと思いがちです。

しかし、安いものは壊れやすく、修理費や買い替えで高くつくことも。 中長期的に節約効果を得るには、例えば性能の良い家電を購入したり、品質の良い服を着回したりするのが良いでしょう。

消耗品は安価なものを購入し、長く使えるものはコスパを意識するのがポイントです。未だ世界情勢は安定の兆しを見せず、家庭への打撃も大きくなっています。

今できる最良の方法で貯蓄と節約を実施し、いざという時に備えておきましょう。

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