氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

24時間営業のファミレスは壊滅状態

東京は人が多いため、日中は店も道も混雑する一方、深夜になると“店も道もガラガラ”となるわけです。

そうすると、深夜にクルマで「行きたいところに行く」ということがストレスなく実施でき、「今日はあれが食べたいからあの店に行こう」などと柔軟に行動できるといえます。

また、空いている時間帯の店内であれば、仕事や勉強も、まわりに迷惑かけずにでき、実際そういった使いニーズでファミレスに来ていると思われるお客さんは、多数派という印象です。

しかし今、深夜営業を行う店舗は激減。特に24時間営業となると、その数は極端に減っており、かつてのように「どの店に行こうか」という選択肢は極端に狭まっている状態なのです。

 

 

24時間営業の飲食店が減り始めたのは、2019年から2020年になる頃だったわけですが、24時間営業のファミレスがない唯一の県はどこ?で24時間営業のファミレスを調査したところ、秋田県を除く全都道府県に「24時間営業のファミレスが存在している」ということを確かめたわけです。

しかし、今では、大都市東京においても24時間営業のファミレスは“ほぼ無い”事態となってしまっている状態に変化しました。

2019年末時点で「脱・深夜営業」トレンドがあったわけですが、そこに新型コロナによる緊急事態宣言が拍車をかけ、一気に「脱・深夜営業」が広まり、今となっては深夜を行う飲食店は少数派となっているわけです。

2023年時点で、24時間営業している貴重なお店(チェーン店)に焦点を当てて見たいと思います。

当時、24時間営業に積極的だったファミレスは、 ・ジョナサン(すかいらーく系の関東近郊ブランド) ・デニーズ ・ジョイフル  というラインナップでした。

それより前の段階では、上記に「ロイヤルホスト」が加わったわけですが、ロイヤルホストは2015年頃を境目に24時間営業店舗が激減しています。

かつて24時間営業だった店舗は、2019時点で深夜0時までの営業というスタイルとなっていました。

ロイヤルホストが無いとはいえ、ジョナサンとデニーズが24時間営業に積極的だったため、東京都内では「24時間営業の選択肢が多い(そこら中に24h営業ファミレスがある)」という状態だったといえます。

ちなみに、ジョナサンと同じすかいらーく系のガストは、2019年当時、深夜2時まで営業の店舗が多く、24時間営業店は少数派でした。

また、サイゼリヤとココスは、だいぶ前から深夜2時までの営業店舗が多数派という傾向があり、2019年時点でもそれに違いはなかったといえます。

さらに、ハンバーグや焼肉といった専門店系チェーン店としては、関東では焼肉チェーンの「安楽亭」が深夜営業に積極的で、深夜4時や5時まで営業という店舗が多く存在しました。

 

 

なお、びっくりドンキーも深夜時間帯まで営業する店舗が多い傾向で、北海道地区に限っては、「24時間営業ファミレスはびっくりドンキー一択」という状態でした。

そして、ファミレス以外の飲食店としては、牛丼系(吉野家松屋すき家)とマクドナルド、またラーメン店全般が深夜営業に積極的だったといえます。

余談ですが、マクドナルドはかつて22時までの営業が一般的で、24時間営業はおろか、深夜の時間帯に「やっている」という感覚はありませんでした。

それが変化したのは、原田泳幸氏が社長だった時代の2006年。ドライブスルー店舗の多くで24時間営業を実施し始め、それ以降「マクドナルドは24時間食べられる」という状態が続いているわけです。

では、2023年の24時間営業事情はどうなっているかというと、24時間営業に積極的なファミレスは以下の通りです。

・ジョイフル(のみ!)

2019年時点では、上記にジョナサンとデニーズがあったわけですが、今では「ジョイフル一択」という状態です。

さらに、ジョナサンとデニーズは24時間営業をやめただけでなく、23時閉店という店舗が多くなっており、深夜帯(0時以降)に営業している店舗は「ほぼ無い」のです。

また、2019年時点で「深夜2時まで営業が多数派」という状態だったガストとサイゼリヤも、今となっては23時前後で閉店という店舗が多い状態です。

特にサイゼリヤ閉店時間は早くなっており、21時や22時が閉店というお店が多いように感じます。

ただ、その一方でココスは、深夜2時まで営業するという店舗が多く、2019年と今とで営業形態が変わっていないといえます。また、びっくりドンキーも2019年時点と基本的に変わっていない印象です。

深夜0時過ぎまで営業する店舗が多く、北海道地区に限っては「24時間営業店舗が残っている」という状態であります。

そして、ファミレス以外では、2019年まで「24時間営業が当たり前」という印象があった牛丼系でも、吉野家が「脱・24時間」という雰囲気になっています。

また、深夜営業に積極的だった焼肉の「安楽亭」も営業時間が短くなっており、23時閉店といった店舗が多くなっている印象です。

その結果、現在では、日本を代表する大都市、東京ですら、24時間営業する飲食店は「限られる」という状態になっているわけです。

特にジョイフルが東京23区に実店舗を出店していないため、ファミレスに関しては24時間営業は壊滅状態です。

 

 

現在、東京近郊で深夜営業の飲食店に行こうと思ったら、

マクドナルド

松屋

すき家

・ココス(深夜2時まで営業が多い傾向)

富士そば ・ラーメン店全般  という選択肢が基本です。

“そこら中に店舗がある”という観点では、「マクドナルド/松屋すき家」という3つの選択しか、24時間営業飲食店が無いという状況だといえます。

2019年までであれば、上記に加えて、 ・吉野家 ・ジョナサン ・デニーズ ・サイゼリヤ(深夜2時まで営業が多い傾向)  がたくさんあるという状況だったわけですから、深夜営業飲食店の選択肢はずいぶん減ったといえるのです。

以上、2023年現在、深夜営業を行っている飲食店(チェーン店)をまとめてみたわけですが、都内エリアからクルマを30分ぐらい走らせれば、かろうじて「選択肢がある」といった状態だといえます。

クルマで移動するという方は、ドライブがてらに、上記深夜営業店を目的地にしてみてはいかがでしょうか?

ただ、今後も深夜営業が減るというトレンドが続いたならば、今回まとめたお店も「数年後には、深夜営業していない」ということになるかもしれません。

そういった意味では、今回の記録が、あと数年後に「どうなるか」も気になるところだと思います。

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