氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

「嫌なら辞める」という選択肢を持つ~FIREという生き方~

「仕事が嫌になったら辞められる」。そんな選択肢を持てるのがFIREのメリットの一つです。

ご存じの通り、働いている人はたくさんの我慢を抱えています。

ある程度のことであればしょうがないかもしれませんが、過剰なストレスにさらされたり、体を壊したりしてまで働く必要はあるのでしょうか?

経験上、そんな仕事は避けた方がいいと思います。世の中は理不尽なことであふれています。

「耐えられなくなったら辞める」という選択肢があることで救われることもあります。 辞めるという選択肢がない場合は、その環境下で永久に我慢しなければなりません。

 

 

働き過ぎて体と心を壊したことがある人も多いと思いますが、なぜそこまでしなければならなかったのかと考えされらせるものです。

社会人になれば、組織のルールにただただ耐えるしかないと思います。辞めることを思い浮かべることができれば、必要のない苦痛や経験はしなくてもよかったはずです。

もちろんFIRE生活をしてみて自分に合わないと思ったら、また働き始めてもよいと思います。そのような人がいることも耳にします。

道に迷いながらも自分のライフスタイルを確立していけばよいでしょう。

それも人生です。

「FIREという生き方」のメリットをまとめてみます。

1 ストレスが激減

ストレスを感じるのは特に仕事の場面が多いと思いますが、そこから解放されます。働いていると人間関係、ノルマ、残業、ハラスメントなどたくさんのストレス環境下に身を置くことになります。

FIREすると仕事で嫌な人と付き合う必要がありませんし、ノルマも残業もハラスメントもありません。不必要なストレスと距離を置くことができます。

2 健康をコントロールできる

デスクワークが多いと腰や目に負担がかかります。体を使った仕事であれば疲労による怪我と隣り合わせです。

また仕事柄、会食の多い人は栄養バランスが崩れる可能性が高いですし、睡眠時間も短くなってしまいがちです。

長く続くと、病気を患ってしまう恐れすらあります。FIRE生活はそのような無理をしなくて済みますし、健康を自らコントロールすることができます。

 

 

3 自己投資に当てる時間が増える

労働に使う時間は1日8時間、1週間で40時間、1年で240日働くとすると1920時間、通勤の時間も合わせるともっと時間を費やすことになります。

FIRE後は今まで労働に当てていた時間を、ほかのことに使うことができます。

例えば何か1つのことを極めようと思えば、1年で1920時間以上の時間を確保できるので、自己投資などに充てることができます。

それだけの時間があれば、何かを極めることも不可能ではないでしょう。

4 自由に行動できる

働いていると長期休暇が取りにくいと思います。有給休暇をとっても、何か理由がないと後ろめたささえ感じてしまう職場もあるでしょう。

また、テレワークが普及しているとはいえ、住む場所は職場に通えるところに限定されてしまうのがほとんどです。

FIRE生活をしていると休暇という概念もいらないですし、好きな場所に住むこともできます。最近注目を浴びている二拠点生活も可能です。

5 チャンスやピンチに気づくことができる

働いていると勤務時間中は仕事に集中しなければなりませんし、休日も仕事が頭から離れないこともあるかと思います。

まさに頭が仕事に塩漬けにされている状態です。そのような状態になると自分に入ってくる情報が極度に減少します。

そして、チャンスやピンチが近くにあっても気づくことができなくなってしまいます。しかし、精神的にも肉体的にも余裕があると、情報を自ら取りに行くようになります。

能動的になることでそれらの存在に気づくことができ、それに応じた必要な行動を取ることができるようになります。

FIREを達成して時間に余裕ができたら、心にも余裕が生まれます。

FIRE前は、気がつくと時間に追われる人生になっていました。働いていると次から次へとやることが決まっています。

期限までに仕上げなければならない仕事もあるので、タイムプレッシャーがつきまといます。FIRE後はそんな状況から解放されました。

 

 

心に余裕ができたことにより、視野が広くなったとも感じます。

車の運転を例に挙げると、運転中にスピードを出し過ぎていると視野が狭くなり、見える部分が限られます。これは人間の能力的に余裕がないためで、つまり情報量が少ない状態です。

しかし、スピードを落とすことによって視野が広がれば、情報量も増えます。 心も同じように、余裕ができることで今まで見えていなかった部分が見えてくるようになります。

他職種の方々や幅広い年齢層の方々と交流してみたいという気持ちになり、さまざまな価値観や今まで知らなかった考え方に気づき、理解することができるようになります。

自分のことで精一杯な状況であれば、このような違う世界に興味を持つことはなかったと思います。

実は体を壊した時に少しの間休養をとったことがあるのですが、時間の余裕が生まれたためこれからの人生を考えたことがありました。

その時に「仕事を辞める選択肢」があると気づいたのです。いったん立ち止まれば、全速力で走っていた時にはわからない気づきがある、ということを実感しました。

生きていると、中には不愉快な行動をとる人もいるかと思います。

それに対して今までは否定的な考えしかありませんでしたが、心に余裕ができると「なぜそのような行動をとるのか?」と、相手の考えを想像できるようになりました。

他人の思考から幅広い視野で考えることができ、今まで理解できなかった人とも理解し合えるようになります。

心に余裕があるということのメリットは計り知れません。

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