氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

幸福になりたければ自分を縛るマイルールに気づくこと

どんなに精神的に強い人でも理不尽なことが続けば、深く傷つきメンタルが弱ってしまうこともあるでしょう。

不安や悩みのない幸せな日々を送っている人は、生存確率を高める行動をしていることです。

誰かの基準や評価に左右されず、幸せを感じるために必要な行動パターンがあります。

「メンタルが弱くても生き延びること」を考えるにあたって、「幸せ」というテーマは切っても切り離せません。

なぜなら、幸せとは「生存確率が上がること」です。

 

 

しかし、「幸せとは何か」と具体的に説明できる方は、きっと多くはないです。

原始人の時から人は

・少しでも安全な場所を見つける

・少しでもいい食料を見つける

・有能な仲間を見つける

という行動パターンがあり、その行動がうまくいくと「満たされた」と幸福を感じるようです。

確かに現代社会においても、生存確率が高まると幸せを感じることができると思います。

・素晴らしいパートナーに出会えた

・組織で認められて昇進した

・大金を貰える

・安定した企業に就職する

・どこでも通用する資格が取れた

・治安がよい地域に住んでいる

などは幸福だと感じることができます。

一方で安定した企業に就職をしても、長年勤務をしていると「幸せではない」と感じる理由は、「生存確率が変化しない」ことが原因とも言えると思います。

つまり、この理論で言えば、幸福になりたい人は「生存確率を高める行動をする」ということがとても大切なアクションになります。

「辛いことにひたすら耐える」「理不尽な仕事をやる」といった生き方でも、その生き方が自分の生存確率を高めるものであれば問題ないと思います。

たとえば、「辛くて危険でも年収1000万円が貰える」「怒鳴られるけど将来的に必要なスキルが身につく」などであれば、おそらくは我慢できるでしょう。

 

 

ただ「安月給で身体を壊すぐらい働くこと」「みんなからいじめられる」という環境では、明らかに生存確率が下がってしまうので、生存確率を高めるアクションを取る必要があります。

よく「仕事を辞めると周りのメンバーに迷惑がかかる」と考えて、仕事を辞めない方がいますが、そういう方は生存確率論に立ち返ってみてはどうでしょう。

メンバーや仕事に尽くすことが「自分の生存確率を上げる方法」と断言できるのであれば、仕事を続けたほうがいいと思います。

しかし、仕事を続けることで心身ともにおかしくなりそうであれば、早く逃げたほうがいいでしょう。

とにかく、迷った時は「どちらが生存確率が上がるのか」と考えてください。

そういった価値基準で「生き残るほう」を選択すると、あなたの幸福度は間違いなく上がるはずです。

会社を休むことで生き残れるのであれば、休むべきですし、ラーメンよりサラダを食べるほうが生き残れそうであれば、サラダを食べるべきです。

そうすることで「自分の人生を生きている」という実感も得ることができるはずです。

誰かの基準や評価ではなく、生き残れそうという価値基準を持った方が良いです。

人生は目的が決まっているようで、実は決まっていません。

自分が生きている理由は「生きている」からです。

世界は自分の気持ちや価値観が強く反映されます。

意味がない世界に意味をもたらすのは自分しかないのです。

人生が無色透明である以上は、つまらない人生はなく、つまらない自分がいるだけです。

自分の気持ちに世界が左右されるだけなのです。

 

 

ただし、「幸せな家庭を築くために生まれてきた」「社長になるために生まれてきた」といった具合に過剰に人生の意味を求めると、自分を縛りつけ、「だから自分はダメなんだ」と思い悩むことになりますので、気をつけましょう。

特にキャリアに悩む方は「自分の人生はこうでなければならない」というマイルールに縛られている傾向があります。

強さを求めて潰れていったサラリーマンは多いと思います。

彼らは抜群な体力があったり、リーダーシップがあったりと普通の人よりも優れた資質がある人たちです。

ただ、悩みを他人に言えずに倒れてしまったり、ストレスから問題行動を起こしてしまったり、「強さ」という漠然とした概念に縛られ、自分自身を追い詰めてしまう傾向があると思います。

「強い自分でなくてはダメだ」と思いこんで、無理をして働いて「涙が止まらなくなってしまった」という話もある以上、強さを求めることは少し危うさがあると感じています。

では、「強くなろう」ではなく「賢くなろう」という目標であれば「誰にも相談しないことは賢いことではない」「長時間労働するのは賢くない」など、より理性的な考え方をすることができます。

怒られて泣いても、クレームに凹むような弱さがあっても「賢くなろう」という目標があれば、そこからどう行動するかがきっと見えてくるはずです。

「賢くなろう」と思えば、「自分は弱い」という前提から物事をスタートさせることができるので、うまく身を守ることができます。

社会で戦う以上は「自分は弱い」と認識して心の防具(考え方)を持つ必要があります。

自分が弱いのは仕方がないので、無理に強くなろうとせずに、「賢くなろう」を目標に生きてみてください。

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