氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

40代で課長になれない人が9割

会社に入った時は、「最低でも部長にはなりたい。」 そう思いながら入社する人は多いでしょう。

ただ、現実には部長などは、はるか先、 課長にすらなれないで平社員のまま終わってしまう人が 非常に増えてきているようです。

役職者の平均年齢や平均給与を見れば、 今の会社員の現実が少しでもわかると思います。

・30~34歳 276万円

・35~39歳 316万円

・40~44歳 355万円

・45~49歳 400万円

・50~54歳 422万円

ボーナスを含んでいませんが、 現在の日本では50代でも400万円台ということで、 平均年収が昔に比べて、大きく下がっている印象を持つと思います。

 

 

しかも、この平均年収は高い役職についている人によって 引き上げられているので、役職が低い場合は平均よりも下がっていきます。

役職別平均年収(賞与含まず)

・部長 52.4歳 :657万円

・課長 48.0歳 :522万円

・係長 44.0歳 :392万円

・非役職      :208万円

非役職と係長の間が180万円、係長と課長の間が130万円、 課長と部長の間が130万円と大きく変わっていきます。

また、役職の平均年齢も非常に高くなっており、 係長ですら平均年齢が44歳ということで、 役職に就ける年齢は想像以上に遅いようです。

そして、ここで40代以降の年代別平均年収が 400万円前後ということで、係長の役職年収の水準に近く、 課長の役職年収の水準とは大きくかけ離れているので、 ほとんどの人が課長未満の役職にいるということが分かります.

実際、ある調査によると9割近くが課長未満という結果も出ており、 現在では会社の中で課長にすらなれないのが普通になってきています。

このように今の日本社会では昇進年齢が上がっていき、 昔よりも想像以上に大きく出世するのが難しくなってきています。

昔は大企業では年功序列が色濃くあったため、 昇進をさせるためだけの無駄な管理職も多く存在した傾向にありましたが、 日本経済の長年の停滞から無駄な役職がどんどん減らされています。

また、定年が延長されていくにしたがって、 なかなか上司が退職しないという状態にもなっています。

そのため、今では少なくなった役職は大量に残っている 上の世代だけで定員オーバーとなり、 中々、下の世代にまで回ってこなくなってきているわけです。

そして、どんなに頑張っても、係長止まりになってしまい、 一部の人を除いて、年収が低い状態で頭打ちをしてしまっているのです。

特に大企業ではバブル期に大量に採用されている上の世代がいるため、 よりそれ以下の世代にしわ寄せが来るようになってきています。

 

 

そして、これからの時代は、さらに企業の効率化が求められることで、 さらなる出世ポストの減少とそれに伴う年収格差が拡大していくことになります。

また、格差だけでなく、企業の効率化は全社員の低賃金化へと 着々と向かっていくでしょう。

日本人の平均年収の推移ですが、実は平均年収は 右肩下がりに下がっており、我々が知らない間に年間で60万円以上も下がっています。

そして、日本の経済停滞が今後も続くことから考えても、 さらに年収は右肩下がりになっていくことは容易に予想できるので、 今の状況よりもさらに厳しい生活が強いられることになってきます。

一昔前だあれば、会社で一生懸命に働いていれば、 生活の安定は保証されて、豊かで幸せな生活を築くことが比較的容易でした。

ただ、これからの時代は昔とは違い、会社に全てを捧げたとしても 充実した生活が保障されないということを多くの方が気づき始めています。

お金目的で出世してもしんどいだけです。ビジネスや仕事そのものが好きで、お金にはあまり興味がない人こそ、 会社で出世するのに向いています。

お金がほしければ会社で出世するのはコスパが悪すぎます。

結局のところ、誰かを働かせて給料以上に貢献してもらう経営側の立場にならなければ、お金持ちにはなれません。

会社でいくら出世しても、給料以上に貢献しなければならないことは変わりません。

なぜなら真に会社側なのは管理職でも経営者でもなく、株主だからです。

社内で出世して社長になっても、 社長すら給料以上に株主に貢献する義務があるのです。

一口に起業とはいっても、何も会社を辞めて会社をつくり、株主兼社長になる必要があるというわけではありません。

「株主のために働く以外のなんらかの別の収入源」をつくればそれは「起業」です。

特に会社がイケイケドンドンで拡大していける時代ではない今、低賃金で労働者が苦しんでいる今、 お金を稼ぐには出世ではなく副業をすべき時代なのだと思います。

政府も資産所得を倍増するという話がありましたが、例えば株取引です。「貢献する立場」ではなく「貢献される立場」になってしまえばよいということで、 一番最初に思いつくのが株取引だと思います。

100万円で株を買って、株価が2倍になればそれだけで年収がプラス100万円です。

5%の配当金がつくなら、持っているだけで年収プラス5万円です。

 

 

また不動産投資。自分が働く代わりに土地や建物を働かせます。例えば東京のワンルームマンションを一室買って、 誰かに貸せばそれだけで年収がプラス100万円です。

会社で年収70万円アップするには何年もかかりますが、不動産投資ならたった1区分買うだけです。

これらは会社で働くのとは異なり、お金を払ってそれ以上の貢献をしてもらうものです。 会社で出世することとは比較にならないほどコスパがよく、お金を拡大につぎ込めばつぎ込むほど、 年収は膨れ上がっていきます。

入社したての平社員という立場でも、すでに年収は課長並みです。

もちろん副収入を増やすのにも、勉強や地道な努力が必要です。ビジネス書を200冊読み、不動産会社を何社もまわって話を聞き、退勤後や土日をすべて副収入の研究にあててる時間も必要です。

しかし、副業で会社の給料と同じだけの収入を手に入れるのです。

「お金が目的なら」10数年かけて課長になるより、株や不動産を勉強したほうがよっぽど早いです。

課長になったらなったで次の部長争いが待っているのですから。課長や部長を目指すことをバカにしているわけではありません。

「お金が目的なら」別の方法があるだろうというだけのことです。

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