氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

低金利の中で不動産投資は比較的安定的な収益が得られる

日本の高度成長期には、普通預金金利が3%あったことがあります。これは、今の金利、0.001%の3000倍です。

また、1980年ごろには、定期預金の金利が8%だったこともあります。金利8%を複利で運用すれば、およそ9年で元本が2倍、つまり100万円が200万円、3000万円だったら6000万円になります。

 

 

そんな時代であれば、節約して貯金して、銀行に預けておくだけでもよかったかもしれません。 しかし、現在では、三大メガバンク、そしてゆうちょ銀行の普通預金金利はたったの0.001%です。

100万円を1年間預けても、利息はたったの10円にしかなりません。 しかも 20.315%の税金が源泉徴収され、手取りはたったの8円になってしまいます。これではいつまで経っても、お金を増やせないのは当たり前です。

ビジネスが上手くいっていても、年齢を重ねれば、これまでと同じようには働けません。投資をしない大きな理由の一つに、 投資は、損するリスクがあるから貯金でよい と元本割れを回避したい考えがあります。

単純に現在の金利が続くと考え、100万円を銀行に30年預けても利息は240円にしかなりません。しかし30年後には、物価が上がっている可能性があります。

バブルが崩壊して不景気が続く日本でも、30年前と比べてモノの値段は確実に上昇しています。たとえば、ハガキ1枚が41円から63円に、国立大学の授業料は30万円代から50万円代になっています。

つまり、せっせとお金を貯めていても、その価値が失われる可能性だってあるわけです。

たとえ、経済環境がどう変わっても、自分や家族がお金に困らないよう備えておくべきでしょう。

この世には、比較的儲かりやすい商売が二つあります。

一つ目は「金貸し」、つまりお金を貸すことです。元手さえあれば、朝も夜も、平日も土日も関係なく、預ける金利の300倍以上の金利を得ることができます。

ただし、担保をとっておかないと、元も子もない状況に陥ることもあります。

二つ目が「不動産投資」です。建物を手に入れ利用してくださる方がいれば、起きてほかの仕事をしている間も、毎月安定した家賃収入を得ることができます。

これ以外にも、不動産投資のメリットはあります。 まず、不動産投資は銀行でローンが組めるということです。銀行に「株やFXの投資に使いたい」といっても資金を借りることはできません。

不動産であれば、頭金程度のお金があれば、多額の自己資金は必要ないのです。担保にできるということは、価値があるという証しなのです。

 

 

また、大きな値上がり利益が狙える一方で、元本割れのリスクが高い株などとは異なり、不動産は現物資産なので価値がゼロになる心配も極めて低いといえます。

さらに、不動産を所有することで所得税相続税贈与税などを軽減できることもあります。

もちろん、不動産投資がリスクゼロなわけではありません。空室、災害、修繕、滞納などのリスクは常に付きまといます。

しかし、リスクを取らないとリターンもないということは覚えておかないといけません。

エリートで仕事はできても、「投資」となると、二の足を踏む人は比較的多いのです。

日本銀行の調査統計局によると、金融資産の構成比は、日本では、現金・預金が 52.3%、比べてアメリカでは、現金・預金はわずか13.9%、ユーロエリアでも36.9%にとどまります。

その一方で、債券、投資信託、株式などの運用資産は、日本は15.1%、アメリカは51.2%、ユーロエリアは29.7%と、それぞれ日本と比べ、3.5倍と2倍にもなっているのです。

日本で積極的に投資をする人が少ない大きな理由は、元々、日本ではまわりと協調し、主君や会社に尽くすのが尊いとされてきました。

他者や集団を優先するというのは、見方を変えると、自分で思考し意思決定する機会が少ないといえます。

しかし、もはや一生面倒をみてくれたはずの終身雇用制度は崩壊し、年金さえ予定どおりにもらえるかわからない時代です。

会社や国などの他者に任せて、チマチマと貯金しているだけでは、いつまで経っても「小銭持ち」から抜け出すことはできません。将来の不安を解消し「お金持ち」になるには、投資をすることは不可欠なのです。

 

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