氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

SQで個人投資家は外資の餌にされている

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外国人投資家は昨年に続き、日本株を売り続けています。3月11日のメジャーSQに向け、外資の売り仕掛けによって大きく下方向に振らされる可能性もあります。

SQに絡めた売り仕掛けとは、膨大な資金を有するヘッジファンドなどの巨大な投資家は相場に膨大な売りものを出すことによって、相場を力づくで売り崩します。無理やり相場を下げさせることで、儲けることができる取引が行われています。

SQとは「Special Quotation」の略で、指数先物取引と指数オプション取引の最終決済日の清算値段である「特別清算指数」のことです。

東証に上場している先物・オプションには、日経平均先物日経平均ミニ先物日経平均オプション、東証株価指数 (TOPIX) 先物マザーズ指数先物などがあります。

日経平均先物東証株価指数先物などは、「3月限 」「6月限」「9月限」「12月限」の4つの限月(げんげつ) が設定されており、各限月の第2金曜日がSQ日です。

日経平均オプション、日経平均ミニ先物などは限月が毎月設定されています。

最終売買日は、いずれもSQ前日の木曜日で、すべてのSQが重なる3、6、9、12月の第2金曜日を「メジャーSQ」と呼び、その他の月のSQをミニSQと呼びます。

 

 

昨年に至っては数回SQ日周辺で急落を外資によって演出させられました。つまりSQに合わせ個人などの投げを誘っているのです。

過去の暴落についても偶然ではなくSQ周辺で起こっているということです。ここで投げることは外資の餌になっているということです。

空売り比率がSQに向けて40%後半になっている場合は注意が必要です。

SQでのオプション取引による外資の売り仕掛けには注意した方が良いです。外資日経平均の水準が狙ったレンジから外れた場合、ポジションの損失を回避するためのヘッジの先物の売り買いを入れます。

先物・オプションに絡んだ売り買いが、最終売買日である木曜日ではなく、その前日に執行することが多いため、SQ週の水曜日は「魔の水曜日」と言われます。

SQ週のボラティリティが上がるのは、先物やオプションで大きなポジションをとっている投資家が多いからです。

先物・オプションはレバレッジを掛けた取引で、少しの変動で収益が一変することがあるため、ポジションに絡んだ売買が市場の変動要因となるからです。

 

 

東証の1日の売買代金は2~3兆円程度なので、先物の影響力は大きく、 先物やオプションの投資家は、値幅を狙うだけでなく、現物株のヘッジ目的に使ったり現物株との裁定取引を目的に使ったりすることもあります。

オプションなどを絡めて戦略的ポジションを組むなど様々な投資家が存在し、裁定取引の買い残は「先物売り / 現物買い」を組み合わせたポジション、売り残は「現物売り / 先物買い」を組み合わせたポジションです。

通常はSQで決済するか、先物だけを期先に乗り換えてロールオーバーします。

先物をSQで決済する場合は、それに相対する現物株のポジションをSQ時に成り行きで反対売買する必要があります。

メジャーSQ日には、日経平均225銘柄の売買代金が寄り付きで1兆円程度の大商いとなるのは裁定取引をSQで決算しているからです。東証の手数料のために先物市場がある限り、個人投資家はそれに振り回され、損させられているのです。

常に毎月のSQ週には気を付けた方が良いです。

 

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