氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

安いものを買いたいという欲求が健康に悪い商品を生み出す

f:id:kabuhudousan:20220212110736p:plain

最近、あさり産地偽装の問題がクローズアップされています。消費者は商品について表示だけを見て性善説でもって購入していますので、正確なトレースを自身で確認できない以上、こういった問題は無くならないと思います。

このような産地偽装はさることながら加工食品についても様々な問題があります。

加工食品というものは原材料に手を加えて原材料の原型をなくしてしまったものですから、見た目では何が入っているかわからないものです。

その加工食品を作る工場というのは閉鎖された空間です。つまり外からは誰にも分らない密室の空間です。内部告発でも起こらない限り、何もわからない世界です。

さらに3K(きつい・汚い・危険)の職場でもあります。であるがゆえに今ではほとんど日本人よりも外国人労働者が劣悪な環境で多く働いています。

一部の食品を扱う工場では食品衛生に関わる行政機関や検査機関やが立入検査する時だけ、清潔に装う工場もあります。大手食品工場はHACCPと言われる厳しい衛生管理で管理されていますが、中小や個人の工場は注意が必要です。

普段は衛生的とはいえない環境でスタッフに作業させたりしている工場もあります。 まず、床に落ちたゴミを拾ってそのまま手洗いもせず、作業していたりすることもあります。

 

 

また、次亜塩素酸(殺菌剤)のついた手袋そのまま食品に触ったりします。 次亜塩素酸は添加物として認可されてはいるものの非常に有害な物質です。

普段自分たちがファミレスのメニューやコンビニで食べている安い弁当や総菜の原料はそういうところで作られています。

また食中毒菌の問題もあります。多くの食中毒菌は冷凍では-18℃以下、冷蔵では10℃以下、加熱処理は中心温度75度で1分程度で死滅する菌がほとんどです。 購入してきた食品を厳重に管理すればリスクは低減できます。

ただし、冷凍・冷蔵の徹底した温度管理は家庭では難しい上、熱に強い菌では加熱でもなかなか死滅せず、逆に加熱によって増殖する菌もあります。 ウェルシュ菌セレウス菌ボツリヌス菌などです。これらの菌は加熱しても死滅しないことから、家庭での完全な除去は難しいといえます。

家庭で作ったものはすぐに食べるか、残す場合は菌が増殖しないようすぐに冷やすことです。

なお、加工食品は洗浄時に洗剤で洗われていたり、添加物を過剰に入れている危険もあるので、そうした点からも加工食品自体にリスクがあるといえます。元々原材料に使われている農薬などは除去しようがありません。

 

 

加工食品は身のまわりにあふれており、日々新商品が発売されています。 安くて便利だと戦後から急激に広まりましたが、有害な添加物や農薬などで汚染された原材料で作られていることがほとんどです。工場自体の汚染の危険性もあるのでそうした商品は避けたほうが懸命です。

そのうえ、人件費を下げて劣悪な労働環境で従業員を働かせていることで、結果として衛生管理に気遣う余裕もなくなり更に汚染は進みます。

こうしたリスクを考えれば、手軽で安価な商品に頼るべきではなく、自己防衛していくしかありません。

また、消費者の「少しでも安いものを買いたい」という欲求が、さらに企業に悪い商品を生み出させていることです。

何かとオーガニック食材を見ると、確かに高いです。上級国民しか買えないものばかりです。ただ、本当に安い商品は、安全な環境で作られているものかどうかはわかりません。

安心できる原材料で、家庭で料理をしてすぐ食べる、昔の日本では当たり前だった光景です。

今は、手軽な便利さを安価に手に入れることではなく、安心で安全な食生活を自ら、選択していくべきです。そうしないと早死にする可能性もあります。

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村