氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

スーパーの買い物客を見て思う格差の現実

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食費を安くするには外食せず自炊することです。ただ自炊をするにしても、ここ最近の食料品の値上げは家計にボディーブローのように効いてきます。年金生活者や低所得者及びセミリタイア人にとって重い負担です。

10数年前ならあまり見かけなかったのですが、年金暮らしの年寄りや専業主婦が、賞味期限間近の半額シールを貼った値引き品をあさっているのを最近スーパーで多く見ます。食料品の値上げが相次いでいる理由だからというのも事実です。

年金生活者や低所得でエンゲル係数が高い方は食費を切り詰めるため必然の行為だと思います。

あるスーパーでは開店時に値引き品が置いてあるということで、多くの年寄りや主婦が開店前に店に並んでいるところをよく見ます。

開店と同時にその見切り品コーナーに我先にダッシュで行って奪い合うのです。普通にこの光景を近所の人に見られたら恥ずかしいことです。しかし、そんなことはお構いなしです。

ただ、たまに腐ったものを置いていたり、間違って賞味期限が切れたものまで売っていることもありますので特に夏の時期は注意したほうがよいです。

 

 

ひと昔なら恥ずかしくて人目をはばかりながら買うようなものを、堂々とカゴに入れています。カゴの中身は全て半額シールが貼られたものです。

これだけ日本は貧しくなったのかと改めて感じます。

また、閉店間際を見計らって来店する人たちもいます。店によれば21時に半額シールを貼ることを学習した人たちがその時間に合わせて一気に来るのです。この時間帯はお惣菜や弁当の半額狙いの人たちでスーパーの店内が溢れかえります。

夜遅いので一人暮らしの若者や社会人をよく見ます。

ただ商品をよく見ると弁当は工場で作られた農薬まみれの外国産原材料で食品添加物だらけのものであったり、お惣菜の揚げ物などは酸化したギトギトの油で、夜食べたら胃もたれしそうなものばかりです。こういうものばかりを食べていると肥満になります。

最近唐揚げをスーパーで買ったことがあるのですが、一部、皮と衣だけで肉が入っておらず唐揚げのように作った粉団子を買ったことがあります。ぼったくりスーパーでした。

内容をよく見て買わないと半額以下の価値もないような気がします。自炊で作った方が安くあがるでしょう。

 

 

日本はバブル崩壊後、給料が下がり、消費が盛り上がらない状況で、デフレスパイラルに陥り、モノの値段が上げにくく安いものが多く存在します。

最近中身の量を減らして値段据え置き、実質値上げのようなステルス値上げの動きがありますが、もはやインフレ気味になっているということです。

ただ、安いものには訳がありますので、こういったものをずっと食べていると将来的に病気になり命を落とすことになりますので注意が必要です。

「安物買いの銭失い」ということわざがありますが、安く買ったもの長期間続けて食べて健康を害し、死んでしまったら意味がありません。貧困層の人たちほど体に悪くてもただ安いものを買って食べているので、健康寿命が短くなるともいわれています。

これとは対照的に食品の値段というものは上には上があります。

高級スーパーで売られているものは健康には良いものとはいえ全て高いです。

ここで買っているほとんどの人は上級国民です。そしてこのようなスーパーは金持ちが住んでいるところやアクセスのよいところにしかありません。貧困層の住むエリアに高級スーパーが出店しても商品が売れないばかりか客が来ないからです。

安いディスカウントスーパーで半額シールを貼ったものしか買わない人と高級スーパーで悠々と買物をしている人、まさに格差社会の中で我々は生きています。

 

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