インターネットの普及で、マスコミの影響力は大きく失われ、企業として存続できないところにまで追い込まれています。
新聞、ラジオ、テレビすべての媒体でそれが起きています。
テレビでは、数十%の視聴率などはあり得ない世界となっています。視聴率が取れないと広告主も離れて行き、制作費は削られます。
その結果つまらない番組ばかりが増えます。今年の年末の番組はかなり予算が削られているのがわかります。
テレビの視聴層の大半は高齢者層ですので、この人たちが気に入るような内容のものしかやらないのです。
テレビは今後地盤沈下していくのは避けられないと思います。
新聞も購読者が激減しており、新たなビジネスモデルが構築できないのであれば、いずれは淘汰されます。
不安を煽って明らかに世論を誘導している番組があります。
しかし、無理やり世論を作ろうとしても、それができなくなっています。
何かを押し付ければ押し付けるほど、ことごとくインターネットで見破られますので、多くの人が嫌悪感を持って拒絶するようになっています。
人の考え方、生き方、価値観などは、みんなバラバラです。
世代も人生も違うのに、意見が同じではないです。
ところが、マスコミは今までは無理やり自分たちの都合の良い意見だけを押し付けて、それに成功していました。
多様な意見を殺して単一のものだけを押し付けていたのです。洗脳して国民全員を一定方向に向ける力がなくなっていることに気づいていないのです。
グローバル化を推進するに当たり、マスコミは「多様性が必要だ」などと言ってきましたが、マスコミ自身が自分たちの都合の良い意見だけを押し付けて多様性を失っているのです。
そして、多様性が失われることによって凋落しているのは皮肉です。それでも世論誘導を繰り返すのであれば、マスコミの凋落はますます加速していくでしょう。