田舎で生活する人を紹介するTV番組などが視聴率を取っています。
内容的に田舎暮らしの良い部分しか映っていませんので、これから田舎で生活したいと思っている方は悪い部分を把握した上で検討したほうが良いと思います。
田舎は村社会ですので、独特の細かい決まりごとがあります。自治会、消防団、自警団、地元の祭り、地域の清掃などの活動が活発な地域では週末のたび、平日でも仕事が終わった後くらいから集まって会合(飲み会)をするところもあります。
自治会費や寄付金などもバカにならない金額を要求されるところもあります。
人付き合いは苦手という人は厳しく、人のつながりが重視されますので、噂などはすぐ広がります。村八分にあったらまず生活できないと思います。
これ以外にも田舎暮らしのデメリットについて以下に記します。
- 激安スーパーはありませんので、当然食費は上がります。
- 交通の便も良くはないので自動車は必須であり、ガソリン代はかなりかかります。
- 仕事が少ないかほとんど無い、あっても低賃金です。
- 急病時に行ける病院が近くになく、救急車も相当時間がかかります。
- サル、イノシシ、鹿、クマなどが人家の近くにまで出没してくるので作物を荒らされます。
- いろいろな害虫や爬虫類などが生息しており、温暖化も相まって常に駆除しないといけません
- 夜は真っ暗になるので、治安に問題があります。
- 常に誰かに見られている感覚で、プライバシーはほぼないと思った方が良いです。仲良くなりすぎると、いきなり家に入り込んでくる人もいます。
- 地震、大雨による土砂崩れ等の自然災害が常につきまとい、ライフラインが一時的に、途切れる可能性もあり、生活物資が来なくなる場合も想定しないといけません。
田舎暮らしはこれだけのデメリットがあり、メリットといわれるものがこれらをカバーできないと個人的に思いますので、住むこと自体には慎重な姿勢です。別荘なら気楽でいいですが、維持管理費がかかりそうです。