氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

村社会的な組織で定年まで働く

日本は戦後、新卒一括採用、終身雇用、年功序列などの雇用制度と村社会的な組織運営により成長してきました。

もともと日本社会が持っている農耕民族の村社会的な調和を優先して摩擦を好まない文化が、日本的雇用制度とうまく結びついてしまったのです。

しかし、 バブル崩壊後、日本の成長は止まり、非常に硬直化して歪んだ村社会的な組織となり、今のような変化が激しく、正解のないVUCA(Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性))の時代にはマッチしなくなっています。 

最近は終身雇用が揺らいできたとはいえ、転職市場はまだまだ未成熟で、転職して給料が上がることはまれです。

今の職場は変だ、将来はないと思っても、大半が転職を躊躇し、しがみついてしまうのです。

 

 

一方で目の前にいる上司は、出世のためだけに生きてきた無能な人物が多い傾向があります。無能な上司の評価が部下のポストや昇給を支配し、上司の顔色をうかがう者が蔓延します。

働く者同士の同質化の傾向が強い上、足を引っ張り合う文化もあります。これでは、モチベーションは上がりませんし、イノベーションが生まれず成長しないのも当然だと思います。

村社会では悪習を持つ閉鎖的な組織の中で、勝手な行動を起こす人が出ないよう相互監視し、掟を破った者には制裁(村八分)を加えます。

時には、旧日本軍のやり方ですがスケープゴート(生贄)を作って、組織の秩序を守り、統制しようとします。

このような村組織に毎日通勤して、村の中の論理だけで働き、同調圧力に屈して定年まで働く価値観を見直さなければならない時代に入っていることは間違いないと思います。

 

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