横並び主義の強い日本人は、自分と違う生き方をしている人間、自分よりも自由な人間、組織のことを顧みず、個人主義的に行動している人間を見ると嫉妬心が掻き立てられ、その人の足を引っ張る傾向があります。
「他者の優位」は自分の「自尊心」というものを激しく脅かします。
つまり、嫉妬心は自分を守ろうとする「防衛反応」の一種とも言われています。日本人は世界で一番嫉妬深い性格かもしれません。
また、日本人の多くは人の目を気にして生きています。自分の意見や考えを持っていても、人の意見に流されて同調圧力に屈してしまう人がほとんどです。
他人の意見のまま生きることは、他人の人生を生きているということになり人生の無駄です。
周りが「ああすればよい」「こうすればよい」などと適当なことを言ってきますが、その通りに実行し大失敗しても、誰も責任はとりません。他人の意見は、あくまでも「参考程度」に聞くに留め、最終的に自分の人生は、自分で決めるべきです。
その決断が間違いであったことに気づいたとき、自分で決めたことであれば、仕方ないと思えますが、他人の言うとおりに従って決めた場合は、大きく後悔します。
他人の意見にどうしても流されるのは頭ではわかっていてもやめられないのは、自分に自信がないからで、自分の考えを貫き通すよりも、「他人の意見を聞いておいたほうが楽」と思い、他の人の意見に身を任せてしまいます。
最近マスメディアでFIRE特集が放送され、世間で認知されていますが、中にはある種の妬みと思われる次のような批判的な意見があります。
①節約生活の何が楽しいのかわからない
②もっとお金を使って社会貢献すべきだ
③仕事を辞めたら絶対ヒマになる
④暴落がきたら瞬間終わり
⑤FIRE自体が目的になるのはおかしい
「老後2000万円」問題を解決する糸口は「FIRE」ではないかと思います。同調圧力に屈していればいつまでたっても、豊かな生活が送れるとは思えません。
世の中にはとかく、他人の成功を妬む輩が多くいますが、気にせず自信をもってFIREを目指して行動してみると良いと思います。
