セミリタイアを計画する上で資産運用は絶対条件です。
その資産運用の中で良く知られているのが株式投資と不動産投資です。
株式投資はハイリスクハイリターンと言われ、日々の変動リスクがありますが当たれば大きなリターンがあります。
それに対し不動産はミドルリスクと言われ時間はかかりますが、安定的なリターンが入ります。
今回、不動産投資の利点と欠点を挙げます。
不動産投資の利点
- 不動産は流動性が低い(すぐに買ったり売ったりできない。)ですが、1日で大きく価格が変動することは通常ありません。
- 投資用不動産を評価する場合は収益還元法を用いることが多く、入居者の付いている賃貸物件などは価値がゼロになることは考えにくいため、資産価値を維持しやすいです。
- ローンを利用することで、わずかな自己資金でレバレッジを利かせた投資を行えます。
- 不動産所得は給与所得などと損益通算ができるため、帳簿上赤字になれば節税効果もあります。
- ローンで購入して、団体信用生命保険に加入すれば、万が一の時も不動産を遺せます。
- 建物が老朽化しても土地の価値は景気の動向次第ですので、好景気で立地が良ければ高値で売れる可能性があります。
不動産投資の欠点
- 物件を購入するまでに、物件探し(大きい買い物のため、慎重にしないといけない)やローンの審査などがある程度の時間が必要です。
- 購入後は固定資産税、管理費や修繕費などの維持管理費用が発生します。
- ローン金利の上昇により利息支払額が増大してしまう恐れがあります。
- 不動産価格は短期間で大きく上昇しないため、基本的にインカムゲイン(家賃収入)を目的とする中長期の運用が前提であり、短期の運用には向いていません。
- 不動産の所有には火災や地震及び水害などによる災害リスクがあることや、賃貸に出すことで家賃の滞納などの様々な人的トラブルが発生するリスクがあります。
- 建物の老朽化による空室・家賃下落リスクがあります。
- 空室が増えた場合、収入が減るのでローンを抱えているときなどは精神的にプレッシャーになります。