氷河期セミリタイア日記

就職氷河期世代ですが、資産運用でなんとかセミリタイアできました。残りの人生は、好きなことをしながら自由に生きていきます。

富裕層は意外と倹約家

富裕層とは潤沢な金融資産を持っている人のことを指しますが、実際のところ日本の世帯ではどれくらいの貯蓄額を保有しているのでしょうか。 厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、全世帯の貯蓄階層別の分布図のうち最も多いのは「3000万円以上」と答え…

日本の中高年男性の自殺率が最も高い

2021年2月に孤独・孤立対策担当大臣が任命され、担当室も設置されました。イギリスに次いで、世界で2人目の担当大臣の誕生です。 コロナ禍で自殺率が上がり、とりわけ女性や若者の自殺が急増したことで、危機感を抱いたのが大きな背景です。 孤独・孤立が重…

不動産価格暴騰、離婚に降りかかる問題

不動産トラブルに注力している筆者は、離婚事件自体はほとんど対応していませんが、「離婚時の不動産問題」については、多数の相談を受けています。 家族の明るい将来を思い描いて購入した不動産も、離婚時には、財産分与の対象として清算する必要が生じます…

揚げもの、炒めものに潜む「糖化」の恐ろしさ

「糖化」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。身体の中のタンパク質に糖がこびりついて、体温などで温められて焦げ目のようにべたべたつくことを「糖化」といいます。 さらに、このタンパク質が「糖化」を受けてできる物質を、「終末糖化産物(AGE:Advan…

日本人が知らない「激安お酒」のヤバすぎる裏側

当たり前ですが、日本酒の原料は「米」です。米だけで作った酒を「純米酒」といいます。 ところが、この純米酒は値段が高くついてしまいます。 そこで登場するのが「醸造アルコール」です。 「醸造アルコール」とは、サトウキビや砂糖を作る際に副産物として…

「知能指数」と「人生の成功」についての意外な結論

「自信さえあれば人生はうまくいく」とか「成功にはポジティブ思考が欠かせない」といったフレーズを、自己啓発やビジネス書などで一度は目にしたことがあるでしょう。 そのせいで、「僕は自信がないからだめなんだ」とか「もっとポジティブにならないと」と…

FIREなんて負け組ですよ

2024年の株式市場は国内外ともに活況です。そんな相場の波に乗り、資産を大きく増やした会社員投資家の間で再び「FIRE(Financial Independence,Retire Early=経済的自立と早期退職)宣言」が目立っています。 FIREといえば1億円というイメージがあったが…

株を持たざる者のリスク

ウォール街に「FOMO」と言う言い回しがあります。 Fear of Missing outの略で、「取り残されることに対する不安」を意味します。 いまの日本株式市場は、まさにそのような状態に入りつつあります。日本株の“ばかげているほどの割安さ”にようやく人々は気づき…

新NISAで身の丈以上の投資をしてしまう人を待ち受ける悲劇

従来のNISA制度から大幅に拡充され、非常に優れた制度と言われていますが、死角がないわけではありません。 NISAとは少額投資非課税制度のことで、株や投資信託等からの運用収益が、一定範囲まで非課税となる制度です。 本来、運用収益には約20%の税金がか…

「投資する人」と「投資しない人」に260万円の年収差…日本人の酷い経済格差

2024年から始まった新NISA。これを機会に「投資に初挑戦!」という人もいるのではないでしょうか。一方で、「新NISAが始まっても投資はしない」という人も。投資をしない人を取り巻く実情をみていきましょう。 今年からスタートした新NISA。「で、何が“新”な…

出世競争はくだらない? 視野を広げて人生を楽しむこととは

誰しも悩みや不安は尽きません。 寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。 最近はあまり行われていないかもしれませんが、まだまだ存在する出世競争。 同期のなかで誰かが一足先に昇進したりすると、自分が出遅れたことに劣等感を抱く…

【令和バブル前夜】牽引するのは海外投資家、恩恵を受けるのは富裕層 庶民に景気回復の実感なし

日経平均株価の高騰が続き、いよいよバブル崩壊直前の史上最高値(3万8915円)に迫ってきました。 業績拡大の企業も続出し、さながら令和バブル前夜の様相を呈しています。 この先、あの1980年代の熱狂が再び訪れるのでしょうか──。日本中が狂乱の宴に酔いし…

「老後が不安です」8割超えに。みんなが「老後が安心」と思える貯蓄額はいくら?

数年前に「老後2000万円問題」が大きな話題となり、我々の中で「老後資金」に対する意識が以前よりも強まりました。 老後資金に関する調査結果「老後が不安です」は8割超えに では実際、現在老後資金として貯蓄や資産運用をしている人はどのくらいいるのでし…

株主優待案内が届かないことが最近増えている、昨年から4回目、盗難の可能性!

株主優待が届かないことが最近多くなっています。 原因は証券代行部のミス、郵便局のミスなどがあげられます。 日本では郵便が送られてくることは当たり前のことなので、それができなくなっているのは、おかしな世の中になっているということです。 人の手で…

【公務員離れ】地方でも「安定した勤務先」という前提が崩壊

いま「公務員人気」に陰りが見え始めています。収入や待遇が安定しているメリットに加え、地域に根ざして住民との距離が近く、やりがいも感じられる地方公務員は、長らく人気の職業とされてきましたが、行政の効率化やデジタル化が遅々として進まない中で、…

20代・30代で早期退職する前に知っておくべきこと

60代まで忙しい日々を過ごしたくない? 終わりを気にせずに世界を旅したい? FIREがその答えです。 しかし、職場を永遠に去るには十分な貯蓄が必要なのはもちろんのこと、それ以外にもたくさんの困難が伴います。 たとえば、早期退職する人に批判が向けられ…

急激に症状悪化…「人食いバクテリア」患者報告が過去最多

足の壊死(えし)など短時間で急速な状態悪化を招き、「人食いバクテリア」とも呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者報告が昨年、過去最多となりました。 今年に入ってからも、多数の患者が確認されており、警戒が高まっています。 「人食いバク…

高齢者のつらい実態で露わになる「働く日本人の〈恐ろしい老後〉」

65歳以上人口の総人口に占める比率は、現在29.0%。高齢化に伴い、「一人暮らし高齢者」が増加傾向にあります(65歳以上を高齢者と定義)。 内閣府『令和5年版 高齢社会白書』によると、令和2年時点で高齢男性の6.7人、高齢女性の4.5人に1人が一人暮らしです…

「毎月赤字」家を借りるのもしんどい…日本の「お一人様高齢者」が直面する大惨事

総務省統計局『国勢調査』(令和2年)では、 65歳以上人口の約5人に1人が一人暮らしであることが明らかになっています。 結婚の多様化が進む今、「家族を持たない」というのも、当然尊重され得る選択です。とはいえ、お一人様高齢者として生きるにあたっては…

労働人口の減少が新たなインフレにもつながる

現在、日本人の28パーセントが65歳以上で、この割合は世界でも群を抜いて高いですが国連の予測を信じるなら、イタリアは2030年、ドイツは2035年ごろ、中国は今世紀なかば、アメリカは2100年にこの水準に達します。 これほどの高齢化社会は誰も経験したことが…

資産1億円超の「富裕層」日本に何パーセント?

2024年こそはお金持ちになりたい、あるいは新しく始まった新NISAを使い、資産を増やしていきたい、と思っている方もいるかもしれません。 資産1億円以上の「富裕層」たちがどれくらいいるのかも気になりますが、「ホンモノのお金持ち」の共通点2つも紹介した…

仕事もない、話し相手もいない、やる事もない…これから日本で大量発生「独身高齢男性」

日本の単身世帯数は、2020年の国勢調査にて、はじめて2000万世帯を超えて、全世帯に占める割合もほぼ4割に近い38%にまでなりました。 1985年から比較すれば、約2.7倍増です。 単身世帯というと、若者の一人暮らしを想像しがちですが、もはや実態は大きく変…

勤勉なのに労働生産性が低い…。日本企業が抱える「深刻な根本原因」

日本企業の労働生産性が低い原因として、「効果のない会議」、「部下を管理するためだけに書かせている報告書」など、効果的ではない業務についてよく挙げられます。 しかし、こうした業務を効率化し改善するだけでは問題は解決しません。 近年、労働生産性…

投資デビュー「最初の1年」がもっとも危ない…投資初心者が陥る「3つの罠」

長期の資産運用は、10年以上続けられるかどうかが重要です。長期投資を続けることで、経済危機の影響を乗り越えていくことができるからです。 過去30年でシミュレーションをすると、どの10年を切り取っても、資産運用の結果はプラスになっています。このこと…

東京23区新築マンション価格“1億円超え”!庶民「ますます手が届かない…」

新築マンション価格は変動が激しく、1980年代~1990年ごろまではバブル景気で大きく上がり、バブル崩壊後に急落、低迷し、2000年代後半からまた上がりました。特に首都圏ではアベノミクス以降再び大きく上がっています。 そして今回東京23区では、年間平均価…

「公務員と大企業の正社員」ではどちらの生涯年収が高い?

公務員は、おおむね大企業と生涯賃金の水準が近い傾向にあります。 大企業は相対的に生涯賃金が高く、待遇がよいのが特徴です。 また、公務員・大企業ともに年金受給額も高いと期待されます。 今回の記事では、大企業や公務員の生涯賃金、年金制度をまとめま…

仕事はできるが横暴な人は、長い目で見れば生産性悪化は必至

出世する人は嫌なヤツばかり、ということを、なぜかどの組織でも言われています。 今でも「仕事はできるが横暴な人」が様々な職場には存在し、それを容認することが仕事をすることなのだと思い込まされています。 だが、どんな地位にある人であっても、どれ…

新NISA「1日でも早く」と焦る人が転げ落ちる

新NISAがスタートし、「1日でも早くやらないと損!」とばかりに、焦って投資を始める人が目立ちます。中には、赤字家計でありながら預貯金残高のほとんどをつぎ込むなど極めて危険な投資を考える人も。 Aさん(57歳・会社員)と妻のBさん(57歳・パート)は、数…

日本でどんどん増える「中間層」から「貧困層」への脱落者

今の日本は、すでに「貧困社会」になっているという現実です。さまざまなニュースで聞いたことがあると思いますが、日本の低所得者の数はどんどん増えているのです。 厚生労働省の統計(国民生活基礎調査)をもとに、年収を1000万円以上の高所得者、500万円…

東京都「平均賃金40万円」だが…「賃金格差」の実態

「格差是正」「分配」といったテーマが急速に広まった昨今。金持ちの街として存在するのは、言うまでもなく東京です。 大企業の本社がひしめく印象を受けますが、やはり大部分を占めているのは、他道府県と同じく中小企業の数々。はたして賃金はいくらなので…